燃料電池や太陽電池モジュールの絶縁耐力試験器

電気設備は、絶縁耐量が維持できているか試験を行う必要があります。技術的要件は省令によって規定されており「電気設備の技術基準の解釈」によって、具体的な判断基準が設けられております。燃料電池や太陽電池モジュールも第16 条の4 項、及び5項にて、電気設備の対象となっており、絶縁耐力の試験が必要となります。弊社ESTシリーズは交流以外にも直流の耐電圧試験が可能で、絶縁抵抗測定にも対応しており、絶縁耐力試験の技術的要件を全てカバー可能です。また既存に比べ質量が半分以下の質量5.5kg、高さ2U(88mm)のA4サイズと可搬性に特化したコンパクトモデルです。

テストイメージ

表:絶縁耐力試験の電圧と時間

対象電気設備試験電圧/連続印加時間
燃料電池               最大使用電圧の1.5倍の直流電圧又は1倍の交流電圧(500V未満となる場合は、500V)を充電部分と大地との間に連続して10分間印加
太陽電池モジュール        1.最大使用電圧の1.5倍の直流電圧又は1倍の交流電圧(500V未満となる場合は、500V)を充電部分と大地との間に連続して10分間印加
2.使用電圧が低圧の場合は、日本工業規格JIS C 8918(1998)「結晶系太陽電池モジュール」の「6.1 電気的性能」(JIS C 8918(2005)にて追補)又は日本工業規格JIS C 8939(1995)「アモルファス太陽電池モジュール」(JIS C 8939(2005)にて追補)の「6.1 電気的性能」に適合するものであるとともに、省令第58 条の規定に準ずるものであること
可搬可能な燃料電池および太陽電池モジュール絶縁耐力試験器

特長

  • 高さ2Uで軽量(5.5kg)のA4サイズのコンパクト設計。現場への可搬が簡単
  • 試験時間設定が任意に可能。電気設備の技術基準の解釈における10分間試験に最適
  • 3in1モデル(直流・交流・絶縁抵抗)を準備。絶縁耐力試験の技術的要件を全てカバー

関連製品

コンパクト安全試験器「3800シリーズ」


本アプリケーションに記載された情報は作成発行当時(発行年月日)のものとなりますので、現行としてシリーズ・機種・型式(オプション含む)が変更(後継含め)及び販売終了品による廃型になっているものが含まれておりますので、予めご了承下さい。
本情報はテストソリューションにおけるDUT(供試体)・JIG及び当社製品のアプリケーション構成フローのご参考としてご覧下さい。

お気軽にお問い合わせください。044-223-79509:00-18:00 [土日・祝日除く]

お問い合わせ