計測技術研究所の交流電子負荷


単相1.875kW(最大180kW)から三相5.625kW(最大67.5kW)と容量拡張や各種負荷モードや専用機能を備えたドロッパー方式の交流電子負荷です。ラックパックモデル(5.6kW~11.2kW)ではマルチ相(三相/単相)の切り替え機能を搭載しており試験時の接続変更が簡単です。
各種インバータの負荷試験(最大440Hz)やスマートグリッド実証実験の負荷模擬試験、UPS等の負荷変動試験などの試験の自動化に、抵抗負荷からの置き換えとして最適です。

電子負荷とは?

ひとことで言うと、「色々な電源の出力に模擬負荷として接続し電源の性能を試験するためのもの」です。

電子負荷は何のために必要?

例えば、皆さんが使っているパソコンやコピー機、液晶テレビなど家庭用コンセントから電源を取るほとんどの電気製品の中には交流を直流に変換する「スイッチング電源」と呼ばれる電源が内蔵されています。
この「スイッチング電源」は入力側に交流(日本国内では電圧100V)を入れると出力側に数V~数十Vの直流が出てくるというものです。パソコンの中に組み込まれているスイッチング電源は出力側の直流を使ってCPUやハードディスク、DVDドライブなどを動かしています。
このCPU やハードディスクなどのかわりに電子負荷を接続し、電源の出力側に電流を流します。このとき、実際の電流よりも多く流したりして(実際の使用条件よりも厳しい条件で)試験するために電子負荷が使用されています。