大容量交流電源の特長

定格容量の3倍、 1秒以下 ( 時限1秒超は電圧垂下110% まで低下 ) 定格電流の3倍、 1秒以下の瞬時過負荷の供給可能です。突入電流や起動電流が大きいモーターやコンプレッサーなどの試験にて、 電圧の垂下なく起動（回転）させることが可能です。

モーターやコンプレッサーなどは一時的に大きな起動電流が流れます。この起動電流により交流電源の保護回路が働くと試験ができません。これを回避するために開発された過電流フォールドバック機能により、モーターやコンプレッサーなどの試験にも安心してお使い頂くことができます。

突入電流に関して従来モデルの3倍から仕様の4倍まで供給可能。 繰り返し発生するクレストファクタに関しても仕様の4倍までの耐性があります。

大電流を流したときの電圧降下を補正し、 より正確な電圧の設定がセンスポイントにおいて可能です。 交流電源本体と負荷までの距離が離れているときに効果を発揮します。

オプションで逆電流保護機能を搭載することが可能です。 交流電源の出力端から入力電流（逆電流）が検出されたとき、 交流電源本体を保護するためアラームを表示し、 速やかに出力を OFFします。モーターやコンプレッサーなどの電動機が停止時に発生する逆潮流電流や、 系統模擬電源として抵抗負荷と並列に組み合わせ際に PCS から発生する瞬時逆潮流電力などの逆電流から本体を保護し、安心してお使いいただけます。

QAリーズは設定値のメモリ機能を持っており、ワンタッチで呼び出すことができます。最大で20 ステップ×10ファイルを内蔵しています。

QAシリーズはプログラム機能を内蔵しており、各種テストプログラムの作成・実行が交流電源単体で可能です。

オートループサイクル機能により、外部にPCを用意しなくても交流電源単体でサイクル試験が可能です。

船舶や航空機などの電源周波数400Hzに対応した試験が可能です。

QAシリーズは三相出力対応となっており、基本は三相４線式ですが図のように三相３線式の機器（負荷）にも接続することができます。従って、三相３線式が主流の日本国内はもちろん、海外のほとんどの国が採用している三相４線式の機器にも接続することができます。
さらに350V出力や600V出力オプション（工場出荷時指定）を追加することにより、公称電圧が400VのEU諸国などをはじめとして、全ての電源電圧に対応した試験が可能です。

工場出荷オプション（有償）指定することで、入力電圧ならびに結線に変更可能です。 あらゆる国の系統入力電圧に対して対応することが可能です。
※指定無しの標準は三相3線200V