抵抗負荷って、そもそもナニ?
抵抗負荷とは
抵抗負荷を一言で言うと・・・
「抵抗器を負荷として使用した負荷装置」
ということになりますが、これだけではピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
そもそも抵抗とは?
ここで、有名なオームの法則を思い出してみましょう。オームの法則によると、電圧は・・・
電圧(V) = 電流(A) × 抵抗(Ω)
この式から電流を求める式に書き換えると・・・
電流(A) = 電圧(V) ÷ 抵抗(Ω)
この式でわかることは、(電圧が一定の場合)、抵抗が小さくなると大きな電流が流れ、逆に抵抗が大きくなると電流値は小さくなると言うことです。従って、抵抗値を変化することによって流れる電流値をコントロールすることが出来るという訳です。
また、抵抗器で消費される電力は、
電力(W) = 電流2 × 抵抗(Ω)
となり、電流の2乗に比例します。大きな電流を流すときは大電力用の抵抗器を使用し、場合によってはファンなどで冷却することも必要となります。
負荷装置とは
スイッチング電源やバッテリーなど、世の中の「電源と呼ばれるもの」を試験するためには、負荷装置が必要となります。電源の出力側に電流を流し、その電源の性能を試験するもので「負荷試験」と呼ばれます。