- 世界で唯一のリップルノイズメータ
- オプションのLANインターフェースを追加で、ネットワークへの接続も可能
- 5種類のノイズ電圧を簡単測定
RM-104は、スイッチング電源の出力に現れる複雑なリップルノイズ波形から選択した電圧のみを抽出してデジタル表示出来る、世界で唯一のリップルノイズメータです。
オプションのLANインターフェースをご利用頂くことで、ネットワークへの接続も可能となります。
¥428,000 (本体標準価格・税抜)
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5種類のノイズ電圧を簡単測定
スイッチング電源の直流出力には直流成分の他にスイッチング回路から発生するノイズやリップル、さらに商用周波数成分(50/60Hz)のリップルが複雑に合成された波形となっています。RM-104を使うとこのようなリップルノイズ波形から5種類の電圧を簡単に測定することができます。
A:リップルノイズ(LF+HF, NOISE) / B:リップル(LF+HF, RIPPLE) / C:ノイズ(HF, NOISE) / D:スイッチングリップル(HF, RIPPLE) /
E:ACリップル(LF, RIPPLE) / ()は本機のフィルタ及びモード設定です。
仕様
型名 | RM-104 | |||||||
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電圧測定 |
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DC電圧測定 | 電圧レンジ | ±6.0000 V | ±60.000 V | ±500.00 V | ||||
測定分解能 | 0.1 mV | 1.0 mV | 10.0 mV | |||||
測定オートレンジ範囲 | -6.0000 V~6.0000 V | -60.000 V~-5.600 V | -500.00 V~-56.00 V | |||||
5.600 V~60.000 V | 56.00 V~500.00 V | |||||||
測定確度*1 | ±0.025 % of rdg. ±0.025 % of f.s. | |||||||
最大入力電圧 | ±500 V | |||||||
測定時間*2 | 90msec以下(Fast Mode) /250msec以下(Slow Mode) | |||||||
リップル・ノイズ 電圧測定 | 電圧レンジ | 300.0 mVp-p | 3000 mVp-p | |||||
測定分解能 | 0.1 mV | 1.0 mV | ||||||
測定確度 *1,3,4 | ±2 % of rdg. ±1 % of f.s. | |||||||
フィルタ | THRU | 50 Hz~100 MHz | ||||||
LPF | 50 Hz~2 kHz | |||||||
HPF | 2 kHz~100 MHz | |||||||
20 MHz帯域制限 | 50 Hz~20 MHz | |||||||
リップル分離比*5 | 0.0 %~50.0 % (0.5 % increment) | |||||||
測定時間*2,5 | 約170 ms | |||||||
外部コントロール信号 出力/入力 |
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制御出力信号 | OUT PORT PASS,FAIL | フォトカプラ出力 コモン共通(14 ピンコネクタ) *6 | ||||||
OUT PORT スタートトリガ | フォトカプラ出力 コモン共通(14 ピンコネクタ) *7 | |||||||
OUT PORT 4 CH出力 | フォトカプラ出力 (SC-83 コントロール用) *6 | |||||||
インターフェース |
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USB | ハードウェア | USB2.0 仕様に準拠、通信速度480 Mbps | ||||||
ソケットB タイプ | ||||||||
ターミネータ | 受信時LF or EOM、送信時LF + EOM | |||||||
デバイスクラス | USBTMC-USB488 デバイスクラス仕様に準拠 | |||||||
GPIB | IEEE488.1準拠(アドレス1~30,工場出荷時1) | |||||||
一般仕様 |
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入力電源 | 相数 | 単相2線 | ||||||
入力電圧/周波数 | AC85 V~264 V / 50 Hz ±3 Hz又は60 Hz ±3 Hz | |||||||
入力電力 | 30 VA以下 | |||||||
質量 | 本体のみ | 約1.8kg | ||||||
寸法*8 | インターフェース部の突起部含まず | 180(W) x 85(H) x 300(D)mm | ||||||
環境条件 | 設置環境 | 屋内使用 | ||||||
使用環境条件 | 凍結、結露、腐食性ガスのないこと |
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動作温度 | 0 ℃~ +40 ℃ | |||||||
動作湿度 | 20 %rh ~ 85 %rh(結露なし) | |||||||
保存温度 | -20 ℃~ +60 ℃ | |||||||
保存湿度 | 20 %rh ~ 85 %rh(結露なし) | |||||||
高度 | 2000 m 以下 | |||||||
耐電圧 | 入力-出力間 | AC3000 V、1 分間印加で異常なし | ||||||
入力-FG間 | AC1500 V、1 分間印加で異常なし | |||||||
絶縁抵抗 | 入力-FG間 | DC500 V、30 M Ω 以上 | ||||||
準拠規格 | EMC規格 | EN 61326-1、 EN 61000-3-2 | ||||||
CE | 低電圧指令2014/35/EU | |||||||
安全規格 | IEC 61010-1 | |||||||
付属品 |
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取扱説明書 | CD | |||||||
電源コード | 電源ケーブル3P 2m (PSE) | |||||||
差動プローブ | DP-100A | |||||||
BNC-ワニ口ケーブル | BM-58U-150KO | |||||||
コネクタ | 57-30140 | |||||||
オプション |
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SC-83 | リップルノイズスキャナ | ご注文時 及びご購入後 | リップルノイズメータ RM-104 専用のチャンネル切替スキャナです。デジタル I/O または、手動にて 8 チャンネル入力の切り替えができ、さらにもう1台のSC-83 を接続することにより、最大 16 チャンネル入力の切り替えができます。 | |||||
RMSC-10 | RM-104-SC-83接続ケーブル | ご注文時 及びご購入後 | RM-104とSC-83を接続するケーブルです。 | |||||
SCSC-05 | SC-83-SC-83接続ケーブル | ご注文時 及びご購入後 | SC-83を2台で使用する場合に、SC-83同士を接続するケーブルです。 | |||||
入力用BNCコネクタ リアパネル取り付け | - | ご注文時*9 | 入力用BNCコネクタをリアパネル側に変更します。 | |||||
RX-01 | LANオプション | ご注文時*9 | ハードウェア | IEEE 802.3 100Base-TX/10Base-T Ethernet | ||||
IPv4, RJ-45 コネクタ | ||||||||
uIP/TCP(キープアライブ信号は未対応) | ||||||||
ターミネータ | VXI-11、HiSLIP: 受信時LF or END、送信時LF + END | |||||||
SCPI-RAW: 受信時LF、送信時LF |
*1 : 周囲温度23 ℃±5 ℃, 湿度70 %以下において6ヶ月間保証いたします。 *2 : 同一測定レンジの場合の測定時間です。 *3 : リップル分離比が0 %~10 %の範囲を保証します。 *4 : 10 kHz~10 MHzの周波数範囲での場合です。 *5 : 10 kHz~100 MHzの周波数範囲で機能します。 *6 :フォトカプラ出力 出力定格:24V 10mA MAX *7 :入力定格:12V 12mA(入力抵抗1KΩ) *8 :外形寸法はインターフェースの突起部を含まない値です。 *9 :工場出荷オプションです。
- 校正年月は起動時に画面へ表示されます。
- 旧モデルRM-103と互換性があります。
標準価格(税抜):¥428,000
2024年6月版 |
型名 | 入力インピーダンス | 規格 | 標準価格(税抜) | |
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直流電圧 | リップル | |||
RM-104 | 直流1MΩ | 高周波50Ω | IEEE488.1準拠 | ¥428,000 |
型名 | 概要 | 標準価格(税抜) |
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SC-83 | 8チャンネルスキャナ | ¥436,000 |
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検査成績書 |
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RM-104/REC | RM-104検査成績書 | ¥15,000 |
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TCP | 製品別トレーサビリティ (検査成績書(日本語版のみ)のご注文が必要となります) | ¥5,000 |
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SCI | 標準器試験成績書 (検査成績書(日本語版のみ)のご注文が必要となります) | ¥20,000 |
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RM-104 インターフェースアクセサリー(工場出荷オプション) |
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RX-01 | LANインターフェース | ¥36,000 |
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ケーブルアクセサリー |
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RMSC-10 | RM-104 → SC-83接続用ケーブル | ¥20,000 |
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DP-100A*1 | 差動プローブ(みの虫クリップ付きケーブルタイプ) | ¥45,000 |
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DP-100B | 差動プローブ(みの虫クリップ無しケーブルタイプ) | ¥45,000 |
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DP-100CM | みの虫クリップ付きケーブル 10cmケーブル3色(赤・黒・緑) 各1本 | ¥3,600 |
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DP-100C | みの虫クリップ無しケーブル 20cmケーブル3色(赤・黒・緑) 各1本 | ¥3,600 |
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BM-58U-150KO*1 | 信号ケーブル(同軸50Ω) 1.5m 片側ミノムシ - 片側BNC | ¥3,500 |
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アクセサリー 差動プローブ/同軸ケーブル/高周波終端抵抗/GP-IBケーブル |
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DP-100A*1 | 差動プローブ(みの虫クリップ付きケーブルタイプ) | ¥45,000 |
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DP-100B | 差動プローブ(みの虫クリップ無しケーブルタイプ) | ¥45,000 |
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DP-100CM | みの虫クリップ付きケーブル 10cmケーブル3色(赤・黒・緑) 各1本 | ¥3,600 |
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DP-100C | みの虫クリップ無しケーブル 20cmケーブル3色(赤・黒・緑) 各1本 | ¥3,600 |
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BM-58U-150KO*1 | 信号ケーブル(同軸50Ω) 1.5m 片側ミノムシ - 片側BNC | ¥3,500 |
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GP-05 | GP-IBケーブル(50cm) | ¥22,000 |
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GP-10 | GP-IBケーブル(1m) | ¥23,000 |
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GP-20 | GP-IBケーブル(2m) | ¥26,000 |
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TRC-50F2*2 | 高周波終端抵抗器 | ¥20,000 |
*1 RM-104本体に1本添付されてます。
*2RM-104本体に同等も回路を内蔵しております。
アプリケーション
オシロスコープを使ったリップルノイズの測定方法
オシロスコープでリップルノイズ測定する場合、入力抵抗を1MΩから50Ωにインピーダンス整合する必要があります。ただしオシロに内蔵されている抵抗器は0.5W程度しかなく5V以上の電圧を測定した場合、抵抗器が焼損しオシロが破損してしまうことがあります。
当社TRC-50F2は抵抗器と直列にコンデンサを挿入しており、直流分をカットし測定信号のみを伝送するようになっております。
コモンモードノイズを簡単に除去する方法とは
コモンモードノイズを含んだノイズ測定をする上で、コモンモードノイズを物理的に抑制させる方法はいくつかあります。ここでは、プローブを使う上での問題点と弊社DP-100A差動プローブを使うメリットについてご案内いたします。
スイッチング電源の寿命判定に最適なリップルノイズメーター
リップルノイズメーターRM-104はオシロスコープを使うことなく、簡単にリップル電圧を分離し測定できる為、複雑な操作や個人差による測定誤差なく、SW電源の寿命判定基準となるリップル電圧を測定することが可能です。
リップルノイズスキャナSC-82 による多CH測定
市販されている広帯域のスキャナ(信号切り替え器、マルチプレクサ)は、信号電送経路のGND側は共通になっているのが一般的です。広帯域特性を実現するためにはGND側を共通にした方が特性を得やすいためですが、多チャンネル出力のスイッチング電源は各出力のGNDが共通でないものが多いため、市販のスキャナでは問題となる場合があります。
機器選定・使用時のご注意
機器選定・使用時のご注意
- D.U.T(被試験物)からの測定入力直流電圧は最大±500Vまでとなっておりますので、入力の定格電圧の範囲でお使いいただけるよう、対象のD.U.T(被試験物)の出力電圧をご確認くださ い。
本専用器以外に電子負荷と一体型となったタイプ(リップルノイズ測定オプション)もございます - 測定時にはコモンモードノイズ除去をする為の、付属の専用差動プローブを用いて測定ください。
- 製品ご利用前には、マニュアル記載の注意事項を必ずご一読ください。
上記を考慮せず製品を選定、ご使用になった場合、装置が停止、あるいは故障する原因となります。ご注意ください。
保守サービス
修理・校正のご案内
当社では、随時製品の修理および校正のご依頼を承っております。一部の製品を除き、原則定額料金で対応させていただいております。はやぶさ特急校正サービス
対象製品の校正からご返却までを、お預かり後3営業日以内に実施するサービスです。つばめ準特急校正サービス
対象製品の修理からご返却までを、お預かり後6営業日以内に実施するサービスです。ISO/IEC17025校正
ISO/IEC17025校正が必要なお客様に、当社を通して一般財団法人日本品質保証機構による校正を実施させていただくことが可能です。消耗品交換・メンテナンスの実施について
製品を長く安全にご利用いただくため、当社では年に一度の定期的な点検をお勧めしております。以下に、ご利用年数における交換推奨部品をまとめました。ご参照いただき、メンテナンスをご検討ください。ご不明な点等ございましたら、お買い上げの代理店にお問い合わせいただくか、こちらよりお気軽にお問い合わせください。
FAQ
以下をクリックしてご覧ください
RM-104 (6)
測定データを保存する機能はありません。
RM-103 RM-104「SHIFT」を押します。画面に「ooooo」と表示されます。
「RATIO」を押します。レシオの設定値が表示されます。
上下ボタンで0.5%の分解能で値を変更できます。
PCで制御する際に通信が出来ない場合は以下をご確認ください。
・電源コードが外れていないか
・電源スイッチが入っているか
・RM-104とPC間のコントロールケーブルが正しく接続されているか
・GP-IBアドレスは正しく設定されているか(他の機器と重複した番号になっていないか)
・SC-83(増設用切替スキャナユニット)が接続されている場合、SC-83の電源は入っているか
・SC-83(増設用切替スキャナユニット)が接続されている場合、SC-83のロータリースイッチがRになっているか
設定には順番があります。必ず上限値を先に設定し、その後に下限値を設定してください。
下限値は上限値より小さい値を設定してください。
RM-104をパソコンとUSBで接続したときに
・パソコンからCOMポートとして認識させること
・USB-COM変換ケーブルのようなもので変換し、パソコンとCOMポート接続で使用する
ということはできません。
USBで制御する場合は付属のActiveXコントロール経由で使用してください。
- リップル値は何を測定しているのでしょうか。
リップルノイズメータ RM-103に表示されているリップル値は、除去したいスパイクノイズ部を取り除いた時のPeak-Peakの値です。
除去したいスパイクノイズ部はリップル分離比(リップルレシオ)によって決められます。
例えばリップル分離比を2%(出荷時の設定)に設定すると0%から2%の間のスパイクノイズ部が分離され、Peak-Peakをリップル値として表示します。(図1参照)
- 周期が明確でない波形や一定ではない波形は測定できますか。
以下のような波形でも周期が一定の波形と同じように測定が出来ます。
※リップルノイズに関する情報は、「お役立ち情報」ページからもご覧いただけます。併せてご覧ください。
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