高速電子負荷って、そもそもナニ? 「バイアス電源との併用2」

急峻な高速電流応答(スルーレート:A/μs)のニーズは、DC/DCコンバータ以外に電子部品の評価にも使われており、年々その要求は厳しくなっております。一般的に電子負荷を用いた方法が採用されておりますが、負荷配線や電子負荷内部のインダクタンスの影響で、急峻な電流変化(di/dt)での応答速度が遅くなり、要求される電流応答の波形再現が困難になることがあります。Load Edgeシリーズは高速応答に特化した負荷回路を採用し、負荷配線やDUTに含まれるインダクタンスを低減させる治具基板を用いることで要求される電流応答の再現が可能です。今回はELL-355A(50A/μs)を使った応答特性について解説します。

【高速電流応答】高速電子負荷とバイアス電源による実現(2)