高速電子負荷によるパルス充電
2次電池の充電に用いられる「パルス充電方式」を直流電源のみで実現するためには使用する 直流電源に高速応答性が要求されるため、専用の高価な直流電源が必要になります。このよう な場合、高速電子負荷と組み合わせることにより安価な汎用直流電源を使って容易にパルス充電を実現することができます。
弊社の電子負荷装置は右図のようにHIGH側の電流値とLOW 側の電流値、及びそれぞれの時間を合わせて設定することができます。また、応答時間(立ち上がり:Tr, 立ち下がり:Tf)もそれぞれ独立して設定することが出来ますので、非常にフレキシブルな設定が可能です。さらに、シーケンス機能を使用すると内蔵メモリに記録した波形により様々な充電電流のシミュレーションも可能です。
設定周期(HIGH + LOW 時間) | : | 1 μs ~ 60s |
時間設定分解能 | : | 1 μs ~ 10ms |
動作モード | : | 連続、単発 |
応答速度 | : | 0.05 A/μs ~ 50 A/μs ※ |
最小負荷応答時間 | : | 500 ns |
最大動作周波数 | : | 250 kHz |
※ 応答速度は負荷モードによって異なります。
高速電子負荷によるパルス充電の構成図
製品情報
製品名 | 型名 | 主な仕様 |
---|---|---|
高速電子負荷装置 | ELL-355 | 負荷部定格:30V, 135A, 350W, 負荷応答速度:50 A/μs |
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