コストをかけない電子負荷の容量アップ

電子負荷装置の容量をアップするためにはいくつかの方法があります。ここでは、弊社Load Stationシリーズ及びELxシリーズ(型名末尾5の機種)電子負荷により、できる限りコストをかけないで容量をアップする2種類の方法をご紹介します。
ピーク電力の活用

ELxシリーズ(型名末尾5の機種)はピーク電力機能を装備しており、制限時間内であれば定格電力を超えて使用することができます。例えば、連続定格1000WのELL-355の場合、20秒以内であれば430Wまでの電子負荷として使用できますので、大電力の負荷を購入しなくて済む可能性があります。

型名 負荷部定格 定格電流
(連続)
ピーク電力
~20秒
ELL-355 30V, 135A 350W 430W
ELL-1005 30V, 405A 1000W 1290W
マスタースレーブ機能の活用

一般的にスレーブ機はスレーブ専用となっていますが、当社の電子負荷はマスター・スレーブ兼用となっており、必要なときだけスレーブ機として使用できますので効率的でなおかつ経済的です。
接続する電子負荷の機種は定格電圧が同じであれば、電流・電力の容量は異なる機種でも良く、Load Stationシリーズは写真のように最大10台まで接続可能です。

製品情報
製品名型名主な仕様
電子負荷装置LN-300A
LN-300C
120V, 60A, 300W
500V, 12A, 300W
LN-1000A
LN-1000C
120V, 180A, 1kW
500V, 36A, 1kW

本アプリケーションに記載された情報は作成発行当時(発行年月日)のものとなりますので、現行としてシリーズ・機種・型式(オプション含む)が変更(後継含め)及び販売終了品による廃型になっているものが含まれておりますので、予めご了承下さい。
本情報はテストソリューションにおけるDUT(供試体)・JIG及び当社製品のアプリケーション構成フローのご参考としてご覧下さい。

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