大規模PV模擬に適した大容量プログラマブル直流電源

パワーコンディショナー(PCS)の評価試験やスマートグリッドの試験では、PV特性の模擬可能な専用の直流電源(ソーラーアレイシミュレータ)を用います。シミュレータ電源である為、あらゆる模擬が可能ですが、導入において高額となる為、大規模PVの模擬には不向きです。大容量プログラマブル直流電源ADG-PLUSシリーズでは、簡易的なSASモードとEN50530モードをオプションで追加実装することが出来、模擬範囲は限定的となりますが安価に30kW~100kWクラスの大規模PV模擬の試験環境が構築することができます。

テストイメージ

SASモードとEN50530モードを搭載したPV模擬対応大容量直流電源
太陽電池模擬モード(オプション:ADG-007実装時)
SAS
モード
設定可能パラメータ: Voc,Vmpp,Isc,Impp
Voc、Isc、VmppおよびImppを設定し、IV(PV)カーブ出力します。図1のようなカーブを再現します。
EN50530
モード
設定可能パラメータ:Pmpp,Vmpp,C-SI or thin
ヨーロッパのパワコン評価方法のスタンダードである EN50530 の計算方法で、IV(PV)カーブを作成する方法となります。PV 種別(C-SI:結晶系、Thin Film:薄膜系)と Pmpp および Vmpp を入力すれば、パラメータが決定して、IV(PV)カーブを再現します。

特長

  • 非常停止・インターロック機能を標準搭載。安全に大電流の取り扱い操作が可能です。
  • 入力電圧は標準で三相400V。設備に合わせて三相200V又は480Vのオプションを準備。
  • 外部制御可能なアナログ制御およびシリアル通信(RS-232C/RS-485/USB/LAN)を搭載。

関連製品

大容量プログラマブル直流電源「ADG-PLUSシリーズ」


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