交流電源のノウハウ①
三相3線式と三相4線式の違い
三相3線式は工事現場においては、三相4線式と呼ばれるケースがあり本来の三相4線式の結線と異なるケースがあります。また三相4線式も三相5線式と呼ばれるケースもあり、混同してしまう恐れがある為、それぞれの結線について解説させていただきます。
解説
■三相3線式について
世界ではY型結線が一般的な構造ですが、日本では以下に示すような三相3線式(Δ型結線)が一般的に使用されております。この構造ではY形結線と異なり中性線(N)が無く、電圧供給する3つの線とアース線(PE)の4本の線で構成されます。その為工事現場では三相4線式と呼ばれるケースがあります。
Δ型とY型の見分け方としては、中性点(N)があるかないかとなります。

■三相4線式について
以下に示す結線がY型(スター)結線であり、三相4線式(Y形結線)で世界的によく用いられています。この構造ではΔ形結線と異なり中性線(N)があり、電圧供給する4つの線とアース線(PE)の5本の線で構成されます。その為工事現場では三相5線式と呼ばれるケースがあります。
Δ型とY形の見分け方としては、中性点(N)があるかないかとなります。

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