大容量プログラマブル直流電源「ADG-PLUSシリーズ」販売開始のお知らせ
株式会社計測技術研究所(本社所在地:神奈川県横浜市 代表取締役社長 渡辺祐二)は、大容量プログラマブル直流電源「ADG-PLUSシリーズ」の販売開始を発表しました。
30kW/50kW/75kW/100kWの4モデル全38機種の豊富なラインナップで、DC 1600V高電圧に対応可能です。またコンパクトで一体型筐体の「ADG-Pシリーズ」の製品コンセプトをそのままに、高効率(90%)かつ応答速度(4~20msec)の基本性能、誰でも分かりやすい大型の液晶タッチパネル、最大3台まで拡張可能なマスタースレーブ機能やより安全にお使いいただける非常停止機能やインターロック機能など新たにアップグレード致しました。インターフェースはシリアル通信(RS-485,RS-232C,USB)に加えLANならびにアナログ制御を標準装備しました。航空宇宙、新エネルギー開発、スマートグリッド、カーエレクトロニクス、2次電池、サーバーなど多岐にわたり、ご使用いただけます。
主な特長
オシロライクなタッチパネルとロータリノブを採用し、直感的な操作が可能
7インチカラー液晶タッチパネルを採用。オシロスコープの配列を採用し誰でも取説レスで操作可能です。電圧・電流・電力の3つの測定を同時に表示することができます。視認性の高い色配置と文字サイズにしており、遠い場所からも一目で電源の状態を把握することが可能です。
マスタースレーブ機能を標準装備
同一モデル3台までのマスタースレーブ接続により最大300kWまで並列拡張可能。30kW ~300kW まで合計114パターンから選択が可能です。マスターユニットを操作するだけで、スレーブユニットはそれに応じて負荷電流を均等に出力します。
安全面を強化!非常停止ボタンおよびインターロック機能を標準搭載
供試物の異常動作時など、即座に出力のシャットダウン可能な非常停止ボタンと、治具装置のドア開閉などの接点信号と連動したインターロック機能(出力の有効・無効)を搭載し、より安全にお使いいただけます。
CC/CV/CPの出力モードを搭載
従来のCC,CV モードの他に、CPモードを出力モードに搭載。一定電力を供給させる電池の模擬が可能です。
通信インターフェース(LAN・USB・RS232C・RS485)を標準装備
RS-232C/RS-485/USB/Ethernetに対応したインターフェースを標準装備。制御プロトコルはModbus(RTU)およびSCPIに対応しております。(自動認識)
外部アナログ制御および電圧・電流モニタを標準装備
CC(定電流)およびCV(定電圧)モードの外部アナログ制御(0~5Vdc)を標準装備。また電圧・電流アナログモニターも標準で内蔵しており、PLCを使ったアナログ入出力制御が可能です。
太陽光パネル模擬 SAS(ソーラーアレイシミュレータ)機能をオプションで用意
太陽光パネルの基本特性であるIVカーブ模擬が可能なオプションを用意。実際の太陽光パネルが無い環境であらゆる日射環境を再現しPCSの評価や生産試験などにご利用いただけます。別途専用ソフトウェアは不要でフロントパネルから本体に組み込んだSASモードを利用することで簡単に模擬することが可能です。PVインバーターの仕様に従いVoc、Isc、Vmpp、およびImppを設定し、IV(PV)カーブを出力することができます。またEN50530モードを使用することで、太陽電池の材料(c-Siまたは薄膜)に応じたIVカーブの出力が可能で、日射量と温度に応じた出力をプログラムすることができます。
ラインナップ
販売開始時期
2022年07月25日より受注開始