LabSat3 WIDEBANDは、L1、L2、L5等のRF信号の記録・再生を行うことができるGNSSレコーダーです。
従来のLabSat3よりも、より広い範囲の帯域(L1 ~ L5)のGNSS信号を記録再生することができるようになりました。
記録する周波数帯はユーザーによって任意に設定することができます。最大3つまで中心周波数を設定することができ、さらに指定した中心周波数に対して帯域幅を指定することができます。帯域幅は10MHz, 30MHz, 56MHzの中から選択できます。
この機能により、ユーザーは記録したい周波数帯を自由に指定して、実験を行うことができます。
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お問い合わせ製品ラインナップ(本体標準価格につきましてはお問い合わせください)
型名 | 概要 |
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RLLS03W-RP | LabSat3 WideBand 記録再生 |
RLLS03W-P | LabSat3 WideBand 再生 |
- 特長
- 仕様
- カタログ
- FAQ
記録可能なGNSS信号
GPS | L1 / L2 / L5 |
QZSS | L1 / L2 / L5 |
GLONASS | L1 / L2 / L3 |
Galileo | E1 / E1a / E5a / E5b / E6 |
BeiDou | B1 / B2 / B3 |
IRNSS | L5 |
SBAS | WAAS, EGNOS, GAGAN,MSAS, SDCM |
![](https://www.keisoku.co.jp/pw/wp-content/uploads/2024/05/labsat3_wid_001.webp)
LabSat 3 Wideband は167mm x 128mm x 46mmの小型のケースに収まっており、重さはわずか1.2㎏です。そのためGNSS信号を記録する場所を選びません。本器の再生機能と相まって製品開発やテストに使用できます。ワンタッチで記録、再生することが可能で、コンピュータとの接続は必要ありません。内蔵バッテリーで2時間使用可能で、1TBのSSDが標準で付属します。
- 56MHZまでの広帯域記録
- チャンネル当たり3つの周波数
- 4 or 6 ビット キャプチャー
- ワンタッチで記録・再生可能
- 1TB SSD
- SD カードインターフェース
- 内部バッテリーで2時間の連続動作可能
- 単独動作、又は外部コントロール
- 小型形状で、1.2kgの軽量ボディー
- アルミニウムエンクロージャー
アプリケーション
LabSat 3 Widebandの応用は、ドローンや自動運転自動車、調査機器、パーソナルモニター機器、航空宇宙、製品の最終テスト等、広範囲にわたり製品全体の開発に役立ちます。
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基本仕様 | |
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対応する衛星 | GPS L1, L2, L5; Galileo E1, E5a/b, E6; GLONASS L1, L2, L3; BeiDou B1, B2, B3;QZSS L1, L2, ;L5; IRNSS L5; In Band SBAS等 ユーザーが自由に設定可能です。 |
出力信号レベル | -73 dBm (-73 dBm ~ -160 dBmの範囲で調節可能) |
RFチャンネル | 最大3チャンネルまで利用可能 |
RF CH1 中心周波数 | 自由に設定可能 |
RF CH2 中心周波数 | |
RF CH3 中心周波数 | |
記録できる衛星数 | 見えているものすべて |
サンプリング周波数 | 10.23 MHz, 30.69 MHz, 60 MHz (量子化の設定に依存) |
帯域幅 | 10 MHz, 30 MHz, 56 MHz |
量子化 | 1 bit (I&Q) (RFチャンネル数を1chに制限した場合は、2bitもしくは3bitの利用が可能) |
データフォーマット | I & Q |
外部入力 | 2x CANチャンネル, 4x デジタルチャンネル, 1x RS232チャンネルの中から最大4ch利用可能 |
内蔵バッテリーの交換 | 可能 |
記録媒体 | 1TB SSD 4GB SDカード(ファームウェアアップデート用) |
アクティブアンテナへの供給電圧 | 3.3 V |
基準発振器 | 10 MHz OCXO 温度安定性 +/- 0.05 ppm 周波数安定性 +/-0.3 ppm(納入時) |
電圧動作範囲 | 8v ~ 30 VDC |
外形寸法 | 167(W) mm x 128(D) mm x 46(D) mm |
質量 | 1.2kg |
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Labsat3とは何ですか?
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英国 Racelogic が開発・製造をしたLabSat3 は、GNSS信号を記録/再生することの出来る測位可能なレコーダーシステムです。
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記録デバイスは何でしょうか?
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SD カード、HDDで記録可能です。
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電源駆動は?
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バッテリー駆動とACアダプターでの駆動が可能です。可搬性に優れた製品となります。
*給電はバッテリーが優先して行われる為、室内等でご使用の際はバッテリーを外して、ACアダプターで運用をお願い致します。
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Labsat3のバッテリーではどの程度の時間記録できますでしょうか?
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約2時間となります。
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Labsat3のバッテリー駆動ではなく自動車を電源として、ACアダプター駆動で動作させることはできますでしょうか?
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付属で「LEMO 2 WAY TO 12V CIGAR LIGHTER LEAD – 2M」のケーブルがありますので、そちらの活用をお勧め致します。
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Lansat3の購入で付属品はどの様なものがありますか?
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まず、Lansat3は再生専用機と記録/再生専用機があります。
セット内容はそれぞれで異なります。詳細につきましては、お問い合わせ下さい。
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モデルの種類はあるのでしょうか?
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衛星信号の記録は、最大3チャンネル(3衛星記録)まで可能です。
モデルはシングル(1ch)、デュアル(2ch)、トリプル(3ch)の3種類があります。
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記録できる信号の種類はどの位あるのでしょうか?
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LabSat3はL1信号で、4つのGNSS衛星(GPS,GLONASS,BeiDou,Galileo)から選択して記録・再生が可能です。
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帯域幅はどの位あるのでしょうか?
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LabSat3は9.66MHz、LabSat3Widebandは10MHz、30MHz、56MHzの中から選択出来ます。(量子化ビット数1~3はチャネル数と帯域幅に依って決定します。)
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記録はどの位できるのでしょうか。
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メディアの容量分だけ可能です。
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記録できる時間はどの位でしょうか。
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目安として10分で2.4GBとなります。使用されるメディアの記録容量で大体の算出が可能となります。
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LabSat3でHDDの容量が充分にあるとき、24時間以上のシナリオを記録・再生は可能でしょうか。
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可能です。
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一つのシナリオでRF出力は連続しているのでしょうか。
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連続してRF出力することは可能です。ループでの再生設定も可能です。
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Loop再生の回数について Loop回数には制限があるのでしょうか
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回数の制限はありません。
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Labsat3のメイン周波数を教えて下さい。
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周波数帯 衛星の種類 1575.42MHz GPS L1, Galileo E1, QZSS, SBAS 1602MHz GLONASS L1 1561.098 BeiDou B1
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バッテリーの交換の目安はありますか
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使用年数:500回の充放電が目安となります。
バッテリーを入れたまま、AC電源に長時間繋ぐと、バッテリーの過充電が起き、
膨張につながりますので、ご注意ください。
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マニュアル記載のバッテリ使用温度について LabSat3周囲温度 / バッテリ自体の温度 のどちらでしょうか
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バッテリー自体の温度は測れないので、LabSat3の使用環境温度が目安となります。