ダミーアンテナ（疑似空中線）・AM/FM 信号分配合成器

AM用標準ダミーアンテナは、JIS C 6102（AM放送受信機試験方法）に記載されている代表的なダミーアンテナです。
このダミーアンテナは標準的な自動車用の棒状アンテナ模した回路になっています。

MDA-0005はAM用標準ダミーアンテナです。
出力端C2の容量は、代表的なアンテナケーブルの容量を加味して65pFになるように設計されています。

FM用標準ダミーアンテナは、JIS C 6104 （ＦM放送受信機試験方法）に記載されている代表的なダミーアンテナです。
このダミーアンテナは信号発生器と受信機のインピーダンスを整合させる役割に使用されます。

MDA-0010はFM用標準ダミーアンテナです。
出力側にはＤＵＴから供給されるＤＣをカットするコンデンサが内蔵されています。

AM/FM切換式ダミーアンテナは弊社製信号発生器の背面に搭載されているRANGE OUT出力端子と接続することで自動的にAM/FMの切換が出来るダミーアンテナです。
信号発生器の出力周波数が30MHz以下の場合はAM側、30MHzより高い場合はFM側に自動で切り替わります。

分配器は、入力信号を分配数に応じて均等に分配し出力します。
分配時に発生する電圧損失は、分配損失、通過損失を合わせて2分配時に約3.5dB、4分配時には約6.6dBになります。

分配器は分配時とは逆に信号を入力することで合成器として使用することも可能です。
合成時に発生する電圧損失は、分配使用時と同じく2分配時に約3.5dB、4分配時には約6.6dBになります。