Load Stationシリーズラインナップ
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  • Load Stationシリーズ300Wモデル
  • Load Stationシリーズ300Wモデル背面
  • Load Stationシリーズ1000Wモデル
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  • Load Stationシリーズ1000Wモデル背面
  • 大幅な軽量化を実現(当社従来機種比約-35%)
  • ブースター機能を標準装備
  • 使いやすさを追求した8つのフロントポイント

ハイエンド多機能電子負荷装置「Load Stationシリーズ」は、定格電圧300W/1000W2タイプでそれぞれ120V/500Vの2機種をラインナップした多機能な直流電子負荷です。
※「電子負荷の高速電流応答」

290,000 ~ (本体標準価格・税抜)

お気軽にお問い合わせください。044-223-79509:00-18:00 [土日・祝日除く]

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製品情報
【以下のプルダウンからお選びください】




特長

特長を動画でご紹介

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「3分でわかる」シリーズ「電子負荷 Load Station Series」
「3分でわかる」シリーズ「電子負荷 Load Station Series」

LANインターフェースがオプション(LX-OP12)で登場

従来のGP-IB/DIDOオプションに加え、LANオプションが追加されました。
GP-IB/DIDOと同様にオプションボード取り付け口へ実装することで、LAN経由でのリモートコントロールが可能です。
GP-IB/DIDOオプションとLANインターフェースオプションは同時に使用できません。
※本製品は通信機能のみで、DIDOの接点信号は付いておりません。

LoadStationシリーズのLAN対応版のファームウェアはVer4.3.8R1となります。

納入済み「Load Stationシリーズ」でのLANインターフェースの追加ご利用について

以下のファームウェアバージョン以降であれば、別途当社へのセンドバックによりLAN通信対応の最新ファームウェア更新を当社有償作業により、LANインターフェースオプションのご使用が可能となります。ファームウェアの確認方法およびセンドバックにおける最新ファームウェア更新の有償作業の価格等については、別途お問い合わせください。

アップデート対応可能ファームウェアバージョン Ver4.X以降(Load Stationシリーズ全モデル共通)

※ファームウェアバージョン「Ver4.X以降」に対応しており、それ以前のファームウェアバージョンの電子負荷には対応しておりません。
※お手持ちの製品のファームウェア確認方法につきましては、下記よりご確認ください。

Load Stationファームウェアバージョン確認方法(PDF) Load Stationファームウェアバージョン確認方法(動画)

使いやすさを追求した多機能I/F

フロントパネルレイアウトは電子計測器では誰もが操作したことのあるオシロスコープのボタン配列と操作性を採用。LCD画面上のボタンイメージに割り付けたファンクションが切り替わり、直感的な操作が可能です。

6種類の多機能な負荷モードを搭載

6種類の負荷モード(CC / CR / CV / CP / EXT / SHORT)と4種類の動作モード(Normal / Dynamic / Sequence / Sweep)があり、これらの組み合わせで17の負荷試験が可能です。 負荷モードは指定電圧による自動切替機能を搭載。二次電池など放電試験をする際、出力電圧が設定した値となった際に、過放電させないように負荷モードを切り替えることができます。

負荷モード一覧表

細かな電流波形設定を可能にするダイナミックモード

一般的な2ステップ(HIGH/LOW、2値)のダイナミックモードに加えて、16ステップのダイナミック動作が可能。より細かい電流波形での試験に対応します。電流波形は、カラーLCDによりグラフィカルに設定することができ、動作設定は時間と周期(周波数表示)のどちらでも可能です。

ダイナミックモード

OCP特性などのリアルタイムなグラフ化に便利なスイ―プモード

スイ―プモード

スイープモードは、CC, CR, CPの3種の負荷モードで負荷電流を細かく変化(スイープ)させながら電圧と電流測定を行い、結果をカラーLCDにプロットしてリアルタイムにグラフ化できる機能です。 例えば、スイッチング電源のOCP(過電流保護特性)や、二次電池のI-V特性などを電子負荷単体で行うことができますので、PCや専用のプログラムは不要です。

MPPTモード、スイープモード自動制御ソフトウェア(無償)

負荷モード制御とは異なる独立した電流リミット機能を搭載しております。設定した電流を検出したときLoad OFFさせずに、Load ONのままリミット設定値(電流)の110%で制限することができます。リミット検知時における動作(Load OFFもしくはLoad ONのまま110%制限負荷)は、それぞれ設定が可能です。任意のリミット値における保護機能としてお使いいただけます。
また定電圧モードにおいて電流リミットを併用することで、設定CV電圧で電流リミット設定値の110%で動作可能なCV+Clim機能を搭載しております。電池放電などに使用可能な定電圧/定電流モードとして使用することが可能です。

自動制御ソフトウェア

パラメータが多く、Load Stationシリーズ本体からは複雑となるMTTPモード、スイープモードの設定が画面上でまとめて行えます。

また、USB経由で自動制御とデータ収集が可能となるため、取得データの二次利用もスムーズに行うことができます。

ソフトウェアダウンロードページ
[ソフトウェア]→[アプリケーションソフト]→[直流電子負荷]をご覧ください。

電流波形の再現に役立つシーケンスモード

Load Stationシリーズは、シーケンス動作用メモリとして1,024ワードを内蔵しており、PCで作成したデータを内蔵メモリに転送することで様々な電流波形を再現することが可能です。 各ステップのきざみ時間は共通で、最小1msから最長1minの範囲でプログラミングすることができます。
※シーケンス設定のサンプルソフトウェアを当社Webからダウンロード頂けます。

サンプルソフトウェアダウンロード
シーケンスモード

電流遅れのない立ち上がり

電流遅れのない立ち上がり

電子負荷装置の「最小動作電圧以下では電流が流れない」という制約は過去の常識となりました。Load Stationシリーズは、ゼロVから電流がリニアに変化する「電子抵抗特性」となっており、最小動作電圧を気にする必要がありません。 また、一般的な電子負荷装置にあるようなソフトスタート動作が必要ないため、電流遅れのない理想的な立ち上がりとなります。

オーバーシュートを排除

電子負荷装置は、使用条件によっては電流オーバーシュートやリンギングなどが発生することがあります。Load Stationシリーズは、高速電流フィードバック制御技術によりこのような電流を排除して理想的な電流波形を実現しました。

オーバーシュートを排除

オプション・アクセサリで機能を拡張

Load Stationシリーズを始め、当社電子負荷装置にはリップルノイズ測定やブースター接続といった機能追加、拡張のための各種オプション・アクセサリをご用意しております。用途に合わせてお選びください。

ソフトウェアダウンロードページ

仕様

[set]は設定値,[rdg]は読み値,[F.S.]は各レンジにおける最大値を示します。仕様はウォームアップ時間30分適用後のものです。Vinは負荷入力電圧です。
各仕様において確度を示した数値は保証値(納入後6ヶ月間保証)です。確度のないものは公称値又は代表値(typ.表示)です。

負荷部

定格
LN-300ALN-300C
電圧120V500V
電流60A12A
電力*1300W
内部最小抵抗*218 mΩ以下100 mΩ以下
負荷範囲*2, *3LN-300A負荷範囲
1.08V(60 A) / 0.54 V(30 A) / 0.22 V(12 A)
LN-300C負荷範囲
1.2 V(12 A) / 0.6 V(6 A) / 0.28 V(2.8 A)
LN-1000ALN-1000C
電圧120V500V
電流180A36A
電力*11000W
内部最小抵抗*26 mΩ以下33.3 mΩ以下
負荷範囲*2, *3LN-1000A負荷範囲
1.08V(180 A) / 0.54 V(90 A) / 0.22 V(36 A)
LN-1000C負荷範囲
1.2 V(36 A) / 0.6 V(18 A) / 0.28 V(8.4 A)

*1:この製品を使用時の筐体内温度及び動作時間により変化します。*2:リアパネル負荷端子にて。CRモードの設定値ではありません。*3:電流値により最小動作電圧は変化します。

負荷モード

6つの負荷モードを搭載。
6種類の負荷モードと4種類の動作モードがあり、これらの組み合わせで17の負荷試験が可能です。
負荷モードは指定電圧による自動切替機能(VMode)を搭載。二次電池などの放電試験をする場合、出力電圧が設定した値になった際に、過放電させないように負荷モードを切り替えることができます。

Load Stationシリーズ共通 ノーマルモード(定常負荷)

定電流(CC)モード 負荷端子電圧が変化しても一定の電流を流します
定抵抗(CR)モード 負荷端子電圧に比例した電流を流します
定電圧(CV)モード 負荷端子電圧が一定となるように電流を流します
定電力(CP)モード 負荷電力が一定になるように電流を流します
外部制御(EXT)モード 外部制御入力端子の電圧に比例した電流を流します
短絡(SHORT)モード 負荷端子間を短絡状態(最大電流)にします

負荷モード

負荷モード
CCCRCVCPEXTSHORT
動作モードNormal
Dynamic
※Sequence
Sweep

※Sequence動作はPCからの設定が必要です。

自動切替機能(VMode

開始負荷モード
CCCRCVCPEXTSHORT
切り替えモードOFF××
※CC×××××
CR××
CV××
CP××

※CCモードへの切り替えはできません。

定電流(CC)モード

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電流設定範囲H0 A~60 A0 A~12 A0 A~180 A0 A~36 A
M0 A~6 A0 A~1.2 A0 A~18 A0 A~3.6 A
L0 A~0.6 A0 A~0.12 A0 A~1.8 A0 A~0.36 A
分解能H5 mA1 mA15 mA3 mA
M0.5 mA0.1 mA1.5 mA0.3 mA
L0.1 mA0.02 mA0.3 mA0.06 mA
設定確度*4H±{0.2% of set. +25 mA +Vin/50 kΩ}±{0.2% of set. +10 mA +Vin/750 kΩ}±{0.2% of set. +75mA +Vin/16.67 kΩ}±{0.2% of set. +30mA +Vin/250 kΩ}
M±{0.2% of set. +12 mA +Vin/50 kΩ}±{0.2% of set. +3 mA +Vin/750 kΩ}±{0.2% of set. +36mA +Vin/16.67 kΩ}±{0.2% of set. +9 mA +Vin/250 kΩ}
L±{0.2% of set. +6 mA +Vin/50 kΩ}±{0.2% of set. +2 mA +Vin/750 kΩ}±{0.2% of set. +18mA +Vin/16.67 kΩ}±{0.2% of set. +6 mA +Vin/250 kΩ}
スルーレート*5
(電流レンジ)
H0.2 A / μs ~20 A / μs0.01 A / μs ~1 A / μs0.3 A / μs ~30 A / μs0.03 A / μs ~3 A / μs
M0.02 A / μs ~2 A / μs0.001 A / μs ~0.1 A / μs0.03 A / μs ~3 A / μs0.003 A / μs ~0.3 A / μs
L0.005 A / μs ~0.5 A / μs0.00025 A / μs ~0.025 A / μs0.0075 A / μs ~0.75 A / μs0.00075 A / μs ~0.075 A / μs
立ち上がり電流オーバー/アンダーシュート範囲*6H/M/L±{0.2% of set. ±25 mA +Vin/50 kΩ}±{0.2% of set. ±10 mA +Vin/750 kΩ}±{0.2% of set. ±75mA +Vin/16.67 kΩ}±{0.2% of set. ±30mA +Vin/250 kΩ}

*4:周囲温度 23 ℃±5 ℃ において。*5:リアパネル負荷端子にて。立ち上がり立ち下がりの10 %から90 %までの時間における負荷電流の応答速度。CCモード及びEXTモード時のみ設定可能です。CVモードでは応答時間設定になります。CR,CP及びSHORTモードで設定できません。*6:立ち上がり電流の90 %から100 %(設定電流値)までに発生するオーバー/アンダーシュートの範囲。

立ち上がり電流オーバー/アンダーシュート範囲について
立ち上がり電流オーバー/アンダーシュート範囲について

定抵抗(CR)モード

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電圧レンジ20 V85 V20 V85 V
抵抗設定範囲電流レンジ:H40.000 S~0.005 S
(0.025 Ω~200 Ω)
3.3333 S~0.0004 S
(0.3 Ω~2.5 kΩ)
120.00 S~0.01 S
(0.0083 Ω~66.667 Ω)
10.000 S~0.001 S
(0.1 Ω~833.33 Ω)
電流レンジ:M4.000 S~0.0005 S
(0.25 Ω~2 kΩ)
0.33333 S~0.00004 S
(3 Ω~25 kΩ)
12.000 S~0.001 S
(0.0833 Ω~666.67 Ω)
1.0000 S~0.0001 S
(1 Ω~8333.3 Ω)
分解能電流レンジ:H4 ms333 μs12 ms1 ms
電流レンジ:M400 μs33 μs1.2 ms0.1 ms
CRモード
スルーレート
(typ.値)*7
電流レンジ:H2.8 A/μs0.2 A/μs7.0 A/μs0.9 A/μs
LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電圧レンジ120 V500 V120 V500 V
抵抗設定範囲電流レンジ:H13.333 S~0.0016 S
(0.075 Ω~600 Ω)
1.1111 S~0.0001 S
(0.9 Ω~7 kΩ)
40.000 S~0.005 S
(0.025 Ω~200 Ω)
3.3333 S~0.0004 S
(0.3 Ω~2.3333 kΩ)
電流レンジ:M1.3333 S~0.00016 S
(0.75 Ω~6 kΩ)
0.11111 S~0.00001 S
(9 Ω~70 kΩ)
4.0000 S~0.0005 S
(0.25 Ω~2 kΩ)
0.33330 S~0.00004 S
(3 Ω~23.333 kΩ)
分解能電流レンジ:H1.33 ms111 μs3.99 ms333 μs
電流レンジ:M133 μs11 μs399 μs33 μs
設定確度*8±{0.5% of Conv.Curr.+0.2% of F.S. +Vin/50 kΩ}±{0.5% of Conv.Curr.+0.2% of F.S. +Vin/750 kΩ}±{0.5% of Conv.Curr.+0.2% of F.S. +Vin/16.67 kΩ}±{0.5% of Conv.Curr.+0.2% of F.S. +Vin/250 kΩ}

*7:CRモードスルーレート (ダイナミックモード)LN-300A:at 7.5 V / 5.63 S、LN-300C:at 25 V/ 0.48 S、LN-1000A:at 15 V /12 S、LN-1000C:at 27 V /1.33 S *8:Conv.Curr. は,『Vin / 設定抵抗値』の理想電流値を示します。Vinが選択中の電圧レンジの1/10 V以上の電圧値から有効です。F.S.は電流Hレンジの電流フルスケールになります。周囲温度 23 ℃±5 ℃ において。

定電圧(CV)モード

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電圧設定範囲H0 V~120 V0 V~500 V0 V~120 V0 V~500 V
L0 V~20 V0 V~85 V0 V~20 V0 V~85 V
分解能H10 mV50 mV10 mV50 mV
L2 mV10 mV2 mV10 mV
設定確度*9±{0.1% of set. +0.1% of F.S.}
応答時間(typ.値)*10Fast / Slow
Fast 45 msFast 280 msFast 550 μsFast 110 ms
応答開始時間(typ.値)*112 ms7 ms20 μs4 ms

*9:周囲温度 23 ℃±5 ℃ において。*10:CV設定値に到達するまでの時間(ダイナミックモード、電圧レンジ:L、電流レンジ:H)LN-300A:15.0 V→7.5 V、LN-300C:25.0 V→22.5 V、LN-1000A:15.0 V→4.0 V、LN-1000C:27.0 V→19.8 V *11:CV設定値を切り替えてから制御を開始するまでの時間  ダイナミックモード、電圧レンジ:L、電流レンジ:H

定電力(CP)モード

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電力設定範囲電流レンジ:H0 W~300 W0 W~1000 W
電流レンジ:M0 W~40 W0 W~120 W
分解能電流レンジ:H50 mW167 mW
電流レンジ:M5 mW16.7 mW
設定確度*12±{0.6% of set.+1.4% of F.S. +(Vin×Vin)/50 kΩ}±{0.6% of set.+1.4% of F.S.+(Vin×Vin)/750 kΩ}±{0.6% of set.+1.4% of F.S. +(Vin×Vin)/16.67 kΩ}±{0.6% of set.+1.4% of F.S. +(Vin×Vin)/250 kΩ}

*12:F.S.は電流Hレンジの電流フルスケールになります。周囲温度 23℃±5℃ において。

外部制御(EXT)モード

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電流設定範囲H0 A~60 A0 A~12 A0 A~180 A0 A~36 A
M0 A~6 A0 A~1.2 A0 A~18 A0 A~3.6 A
分解能H10 mA2 mA30 mA6 mA
M1 mA0.2 mA3 mA0.6 mA
設定確度*13±{0.2% of set. +0.5% of F.S. +Vin/50 kΩ}±{0.2% of set. +0.5% of F.S. +Vin/750 kΩ}±{0.2% of set. +0.5% of F.S. +Vin/16.67 kΩ}±{0.2% of set. +0.5% of F.S. +Vin/250 kΩ}
制御電圧0 V~10 V

*13:外部制御モードの設定確度は,制御電圧入力10 V時のみとなります。周囲温度 23℃±5℃ において。

ショート(SHORT)モード

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
ショート電流(最大値)60 A12 A180 A36 A
動作モード

ダイナミックモード(変動負荷)

Load Stationシリーズ共通
制御方式スイッチング動作(2種類または最大16種類の負荷条件を順次切り替えて実行)
使用可能負荷モードCC / CR / CV / CPモード
設定周期~20 ms / ~200 ms / ~2 s / ~20 s / ~60 s
周期分解能1 μs / 10 μs / 100 μs / 1 ms / 10 ms
動作選択シングル(Timeのみ),リピート
最小負荷応答時間(公称)*14500 ns(H/M/L  CCモード゙時)

*14:スルーレート設定において応答可能な時間の最小時間。H/M/L各レンジの定格負荷電流値の50 %以上のとき。

諸条件と制限

本製品は、設定する負荷電流値によって、スルーレートが遅くなる場合があります。スルーレートと負荷電流値の関係を最小負荷応答時間(公称)と呼んでいます。最小負荷応答時間(公称)については以下諸条件による制限及び影響により、スルーレートは設定値よりも遅くなる場合がありますので、スルーレート設定における応答可能な最小時間の参考値としてお考え下さい。


最小負荷応答時間(公称)について

・CCモード及びダイナミックモード設定時
・H/M/L各レンジの定格負荷電流の50 %以上
・負荷端子電圧(Vin)以上(次項の負荷端子電圧における最大設定スルーレート参照)
・ケーブル配線上のインダクタンスの影響を小さくする

H/M/L各レンジの定格負荷電流の50 %以上で、スルーレートを設定した場合

上図のように,H/M/L各レンジの定格負荷電流の50 %以上で、スルーレートを設定した場合は、設定したスルーレートの波形となります。H/M/L各レンジの定格負荷電流の50 %未満の場合は、設定したスルーレートより低い値となります。


負荷端子電圧における最大設定スルーレート

モデル負荷端子電圧Vin(リアパネル)最大設定スルーレート
LN-300A6V≦Vin20A/μs
5V≦Vin15A/μs
4V≦Vin10A/μs
3V≦Vin5A/μs
LN-300C3V≦Vin1A/μs
モデル負荷端子電圧Vin(リアパネル)最大設定スルーレート
LN-1000A8V≦Vin30A/μs
7V≦Vin20A/μs
5V≦Vin10A/μs
3V≦Vin5A/μs
LN-1000C3V≦Vin3A/μs

スイープモード

Load Stationシリーズ共通
スイープR(V-I特性試験)CRモードで負荷を変化させながら,電流値及び電圧値を測定
スイープC(過電流特性試験)CCモードで負荷を変化させながら,電流値及び電圧値を測定
スイープP(過電力特性試験)CPモードで負荷を変化させながら,電力値及び電圧値を測定

シーケンス動作(リモート制御のみ)

Load Stationシリーズ共通
使用可能モードCC / CR / CV / CPモード
最大ステップ数1024
ステップ時間1 ms~10 min(各ステップで共通)
ステップ時間分解能1 ms(1 ms~100 ms) / 100 ms(100 ms~10 min)
繰り返し回数1~65535,又は∞

測定部

直流電圧測定
LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電圧測定範囲*15電圧レンジ:H0 V~120 V0 V~500 V0 V~120 V0 V~500 V
電圧レンジ:L0 V~20 V0 V~85 V0 V~20 V0 V~85 V
分解能電圧レンジ:H10 mV
電圧レンジ:L1 mV
測定確度*16±{0.05% of rdg. +0.05% of F.S.}
測定時間*17約100 ms

*15:電圧測定レンジは,選択している電圧設定レンジに連動して変わります。*16:周囲温度 23℃±5℃ において。*17:電圧レンジが変わった直後は含みません。

直流電流測定
LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電流測定範囲*18電流レンジ:H0 A~60 A0 A~12 A0 A~180 A0 A~36 A
電流レンジ:M0 A~6 A0 A~1.2 A0 A~18 A0 A~3.6 A
電流レンジ:L0 A~0.6A0 A~0.12 A0 A~1.8 A0 A~0.36 A
分解能電流レンジ:H0.5 mA1.5 mA
電流レンジ:M0.1 mA0.3 mA
電流レンジ:L0.1 mA0.3 mA
測定確度*19電流レンジ:H,M±{0.2% of rdg. +0.2% of F.S.}
電流レンジ:L±{0.2% of rdg. +0.5% of F.S.}
測定時間*20約100 ms

*18:電流測定レンジは,選択している電流設定レンジに連動して変わります。*19:周囲温度 23℃±5℃ において。*20:電流レンジが変わった直後は含みません。

電力測定
Load Stationシリーズ共通
測定方式*21演算方式 [電圧測定値×電流測定値]
測定時間*22約200 ms

*21:測定結果を絶対値で表示します。*22:電圧又は電流レンジが変わった直後は含みません。

リップルノイズ測定オプション

直流電圧測定

Load Stationシリーズ共通
測定レンジ±6 V±60 V±500 V
分解能0.1 mV1.0 mV10.0 mV
測定オートレンジ範囲-6.0000 V~6.0000 V-60.000 V~-5.600 V
5.600 V~60.000 V
-500.00 V~-56.00 V
56.00 V~500.00 V
測定確度*23±{0.025% of rdg. +0.025% of F.S.}
最大印加電圧±500 V
測定時間*24約100 ms

*23:周囲温度23℃±5℃において。*24:測定レンジが変わった直後は含みません。

リップルノイズ電圧測定

Load Stationシリーズ共通
最大印加電圧±3 V
測定レンジ300 mV3000 mV
分解能0.1 mV1.0 mV
測定確度*25±{2% of rdg. +1% of F.S.}
フィルタTHRU50 Hz~100 MHz
LPF*2650 Hz~2 kHz
HPF *275 kHz~100 MHz
20 MHz帯域制限50 Hz~20 MHz
リップル分離比*28,290.0%~50.0% (0.5%単位)
測定時間 *28,30約350 ms

*25:リップル分離比が0%~10%の範囲にて:10 kHz~10 MHzの範囲にて・周囲温度23℃±5℃において *26:LPF=Low Pass Filter *27:HPF=High Pass Filter *28:10 kHz~100 MHzの範囲にて *29:リップル分離比とは,スイッチング周期などに由来するスイッチングリップル周期に対するリップルノイズの時間幅の比です。0.0 % 設定の時は、リップル電圧測定値はノイズ電圧測定値と等しくなります。 *30:測定レンジが変わった直後は含みません。

電力測定

Load Stationシリーズ共通
測定方式*31入力電圧×負荷電流
測定時間*32約200 ms

*31:測定結果を絶対値で表示されます。 *32:電圧又は電流レンジが変わった直後は含みません。

入力端子

Load Stationシリーズ共通
端子(リアパネル),インピーダンスBNCコネクタ,直流1 MΩ,高周波50 Ω

その他

リミット機能

電流

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電流設定範囲電流レンジ:H,M,L0 A~60 A0 A~12 A0 A~180 A0 A~36 A
分解能電流レンジ:H0.1 A
電流レンジ:M10 mA
電流レンジ:L1 mA
リミット時の動作負荷オフ又は設定値の110%で電流制限(選択)

電力

LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
定格電力300 W1000 W
リミット時の動作負荷オフ又は定格電力の110%で電力制限(選択)
センシング
Load Stationシリーズ共通
機能電圧検出をINT(負荷端子)かEXT(EXT IN端子)か,スイッチにて選択できます
EXT IN端子(リアパネル)ワンタッチ端子台,負荷端子電位
Load Stationシリーズ共通
並列運転マスタ機として設定した本機1台に対し,スレーブ機として設定した他機を並列接続する方法です。 並列接続できるスレーブ機は,マスタ機と同じ定格電圧の機種(マスタ機がLN-300AであればLN-300A,LN-1000Aが対象)を9台までです。並列運転時,電流レンジは,HレンジとMレンジのみ使用できます。
マルチチャンネル同期運転複数のLNシリーズのON/OFF制御,及び負荷の変化を同期して行うことができます。 並列運転とは異なり,スレーブ機はマスタ機と同一の定格電圧でなくても組み合わせが可能です。マスタ機に最大9台のスレーブを接続することができます。
インターフェース
Load Stationシリーズ共通
USBUSB2.0準拠

注:USBハブをご使用された場合,通信不具合が出る可能性があります。充分にシールドされた短いケーブルのご使用を推奨します。

Load Stationシリーズ共通
GPIB(オプション)IEEE488.1準拠(アドレス1~30,工場出荷時1)

※オプションボード取り付け口を使用する為、LX-O12(LANインターフェースオプション)との同時利用はできません。

Load Stationシリーズ共通
LAN(オプション)規格IEEE802.3
ネットワーク(通信速度)100BASE-TX (100Mbps)、10BASE-T (10Mbps)
対応プロトコルIPv4 TCP/IP
コネクタ RJ-45
ターミネータ受信時LF、送信時LF

※オプションボード取り付け口を使用する為、LX-OP1(GP-IB/DIDOオプション)との同時利用はできません。

DIDO(GPIBと同時オプション)

制御入力(エッジ検出)

Load Stationシリーズ共通
負荷オンオフフォトカプラLED入力*33L:負荷オフ,H:負荷オン
電流レンジ指定フォトカプラLED入力*33
2 bit
LL:現状維持,LH:Lレンジ,
HL:Mレンジ,HH:Hレンジ
電圧レンジ指定フォトカプラLED入力*33L:Lレンジ,H:Hレンジ
外部アラームフォトカプラLED入力*33Hで発生
保護・アラーム解除フォトカプラLED入力*33Hで解除

注:HはフォトカプラLEDオン,LはフォトカプラLEDオフを表します。
*33:LEDと直列に2.4 kΩの抵抗が挿入されています。5 V~12 Vの電圧を印加することでHとなります。 入力電流4.5 mA以下としてください。

制御入力(エッジ検出)

Load Stationシリーズ共通
負荷オンオフフォトカプラオープンコレクタ出力 *34オープン:負荷オフ,クローズ:負荷オン
電流レンジフォトカプラオープンコレクタ出力*34
2 bit
STATUS1:
Lレンジ:クローズ,Mレンジ:オープン,Hレンジ:クローズ
STATUS2:
Lレンジ:オープン,Mレンジ:クローズ,Hレンジ:クローズ
電圧レンジフォトカプラオープンコレクタ出力*34オープン:Lレンジ,クローズ:Hレンジ
保護・アラーム状態フォトカプラオープンコレクタ出力*34オープン:なし,クローズ:動作
ユーザ定義出力フォトカプラオープンコレクタ出力*34オープン又はクローズ
スイープ判定フォトカプラオープンコレクタ出力*34オープン:Pass,クローズ:Fail

*34:オープンコレクタ出力。最大印加電圧30 V,コレクタ電流10 mA

電源出力

Load Stationシリーズ共通
電源出力12 V,最大100 mA,筐体電位
保護、アラーム機能
Load Stationシリーズ共通
過電流保護電流リミット機能による(負荷オフ又は電流リミット)
過電力保護電力リミット機能による(負荷オフ又は電力リミット)
過熱保護負荷オフ
過電圧アラーム*35負荷オフ
逆接続アラーム*35負荷オフ
トリガ出力(ダイナミックモードのみ)
Load Stationシリーズ共通
出力 フォトカプラ出力
出力電圧ステップ1+4 V(typ.)
ステップ2以降0 V(typ.)
端子(リアパネル)ワンタッチ端子台,筐体電位
電流モニタ
LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
モニタ出力電流レンジ:H,M5 V / 60 A 5 V / 12 A5 V / 180 A 5 V / 36 A
電流レンジ:L0.2 V / 0.6 A0.2 V / 0.12 A0.2 V / 1.8 A0.2 V / 0.36 A
出力インピーダンス*3650 Ω
測定確度*37電流レンジ:H,M±{1% of Conv.Volt. +1% of F.S.}
電流レンジ:L±{5% of Conv.Volt. +3% of F.S.}
端子(リアパネル)BNCコネクタ,負荷端子電位

*36:1MΩ終端にて。 *37:Conv.Volt. は,『測定電流値×(電流モニターF.S./定格電流)』の換算電圧値を示します。

電源入力
LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
電圧AC85 V~264 V, 過電圧カテゴリⅡ
周波数50 Hz ±2 Hz又は60 Hz ±2 Hz
消費電力60 VA以下65 VA以下
耐電圧および絶縁抵抗

AC入力 - FG 間、 AC入力 - 負荷端子 間

Load Stationシリーズ共通
耐電圧AC1500 V / 1分間
絶縁抵抗DC 500 V 30 MΩ以上
安全およびEMC適合
リアパネルにCEマーキング表示のあるモデルのみ
安全性以下の規格要求に適合
EN61010-1:2010 3rd
汚損度 2
EMC*38以下の規格要求に適合
EN61326-1:2013(Class A)

*38:強い放射無線周波電磁界を受けた場合,計測値の表示及び負荷設定値の変動が発生することがあります。

動作環境
Load Stationシリーズ共通
動作環境屋内使用
高度2000 m以下
冷却方式強制空冷
動作温度・湿度0℃~40℃,20~85%RH
ただし絶対湿度は1~25 g/m3,結露は無いこと
一部仕様は温度範囲が制限されます
結露した場合には,完全に乾くまで本製品を使用しないでください
保管温度・湿度20 ℃~60 ℃,20~85 % RH
ただし絶対湿度は1~29 g/m3,結露は無いこと
外形、質量および負荷端子形状
LN-300ALN-300CLN-1000ALN-1000C
負荷端子形状フロントバインディングポストM8端子
リアM6端子M8端子
外形寸法(W×H×D)
(突起物除く)
215×128.6×420mm430×128.6×450mm
質量約6.5 kg約13 kg
オプション
オプション名説明備考
GPIB/DIDO
LX-OP01
GPIB及び外部制御(DIDO)機能が追加されます。ご注文時
及びご購入後
リップルノイズ測定
RC-02A
電子情報技術産業協会(JEITA)規格が推奨する100 MHzオシロスコープを用いたリップルノイズ測定と同等のリップルノイズ電圧測定機能が追加されます。ご注文時
MASTER/SLAVE接続ケーブル
LX-OP03
並列運転,及びマルチチャンネル同期運転時に使用するケーブルです。ご注文時
及びご購入後
電流モニタ接続ケーブル
BPK1W-58
電流モニタの接続に使用します。ご注文時
及びご購入後
ラックマウントキット(JIS)
LX-RK-JIS
JIS規格対応ラックにマウントするための金具です。ご注文時
及びご購入後
ラックマウントキット(EIA)
LX-RK-EIA
EIA規格対応ラックにマウントするための金具です。ご注文時
及びご購入後
差動プローブ
DP-100
リップルノイズ測定の誤差となるコモンモードノイズを大幅に低減する高性能の差動プローブです。ご注文時
及びご購入後
低インダクタンスケーブル
LL-050
LL-100
LL-200
負荷配線上のインダクタンスを低減することができます。例えば,LL-050はインダクタンスが80 nHです。一般のケーブル(AWG7相当)に比べ,インダクタンスを1/5に低減することができます。ご注文時
及びご購入後

仕様書PDF

仕様書PDF

本体標準価格(税抜):¥290,000 ~ ¥550,000

型名
電圧電流電力負荷応答速度標準価格(税抜)
LN-300A120V60A300W20A/μs
¥290,000
LN-300C500V12A1A/μs
¥300,000
LN-1000A120V180A1000W30A/μs
¥510,000
LN-1000C500V36A3A/μs
¥550,000
検査成績書
LN-XXX/REC電子負荷検査成績書(XXXには型名が入ります)
¥9,000
RC-02A/RECRC-02A検査成績書
¥0
TCP製品別トレーサビリティ
(検査成績書(日本語版のみ)のご注文が必要となります)
(RC-02A付きの場合は2部必要となります)
¥5,000
SCI標準器試験成績書
(検査成績書(日本語版のみ)のご注文が必要となります)
(RC-02A付きの場合は2部必要となります)
¥20,000
工場出荷オプション
RC-02Aリップルノイズ測定モジュール
¥150,000
LX-OP11MPPTモード追加お問い合わせください
インターフェースアクセサリー
LX-OP01*2GP-IB/DIDOオプション
¥30,000
LX-OP12*2LANインターフェースオプション
¥39,000
ケーブルアクセサリー
LX-OP03 *1マスター/スレーブ接続ケーブル
¥8,000
ラックマウントアクセサリー
LX-RK-JISラックマウントキットJISタイプ
¥25,000
LX-RK-EIAラックマウントキットEIAタイプ
¥25,000
LX-BPラックマウントキットブランクパネル
¥8,000

*1マスター/スレーブ接続ケーブルオプションは接続する台数分必要となります。
*2オプションインターフェース(LX-OP01,LX-OP12)は同時には実装できませんので、どちらかのご選択となります。

製品カタログ

Load Stationカタログ
Load Stationシリーズカタログ
ダイジェストカタログ
ダイジェストカタログ

アプリケーション

燃料電池(FC)のインピーダンス計測が正確に測定可能な電子負荷

燃料電池ショートスタック評価に最適な大電流・交流重畳電子負荷システム

燃料電池ショートスタックのインピーダンス測定には、フラットな周波数特性を持つ電子負荷が必要です。Load Stationシリーズは、~100kHzで大電流を重畳でき、高速応答性によりケーブルインダクタンスの影響を受けにくい設計です。これにより、定格負荷電流の75%の大電流でも100kHzの周波数特性を維持し、直流と交流の大電流化が可能です。

大電流に対応した0V入力対応電子負荷の構築方法

負荷電流2000A!燃料電池用0V入力対応直流電子負荷システム

燃料電池セルの大電流化に伴い、1000A以上の大電流試験が増加しています。燃料電池セルは低電圧で発電するため、通常の電子負荷では試験が難しい状況です。そこで、バイアス電源を直列に接続して、負荷装置の最小動作電圧やケーブルの電圧降下を補正することで、0V入力対応の直流電子負荷システムを構築し、大電流試験に対応しています。

並列接続機器と同期運転可能な大容量直流電子負荷

負荷電流の遅延が発生しないマスタースレーブ並列運転動作

マスタースレーブ並列制御方式では、通信機能を持つRS-422やRS-485などが一般的に使用されています。直流電源では遅延の影響はありませんが、電子負荷では負荷応答が遅延する欠点があります。QL-Dシリーズは、アナログ制御方式とマルチチャンネル同期運転方式を採用し、並列運転時の負荷電流が遅延せず同期して動作することが可能です。

DCモーター制動時に発生する逆起電力の吸収方法について

回生能力のあるDCモーター試験の制動時に発生する逆起電力保護

DCモーター試験では、機械的な制動時(例:ブレーキ等)に逆起電力が発生します。一般的な電子負荷はCVモードが遅い為、逆起電力全てを吸収することができませんが、当社高速応答電子負荷は、定電圧(CV)モードの応答開始時間が2msecと高速応答の為、逆起電力を遅れなく消費させることが可能です。

高速電子負荷の定電圧(CV)モードを用いた定電流電源の評価試験

定電流電源の評価試験に最適な高速応答電子負荷

定電流電源の試験には電子負荷の定電圧(CV)モードを用いて試験しますが、負荷動作になる前に定電流電源の電圧が過電圧まで出力し、保護動作となり電源が起動することができません。当社高速応答電子負荷は、定電圧(CV)モードの応答開始時間が2msecと高速応答のため、問題なく定電流電源を起動することができます。

アプリケーションをもっと見る

外観図

LN-300A外観図PDF
LN-300A外観図PDF

LN-300C外観図PDF
LN-300C外観図PDF

LN-1000A外観図PDF
LN-1000A外観図PDF

LN-1000C外観図PDF
LN-1000C外観図PDF

GP-IB/DIDOオプション外観図PDF
GP-IB/DIDOオプション外観図PDF

ラックマウントキット(EIA規格)外観図PDF
ラックマウントキット(EIA規格)外観図PDF

ラックマウントキット(JIS規格)外観図PDF
ラックマウントキット(JIS規格)外観図PDF

ブランクパネル外観図PDF
ブランクパネル外観図PDF

LANオプション外観図PDF
LANオプション外観図PDF

選定・搬入のご注意

機器選定について

  • 瞬時過電圧が発生する可能性のあるD.U.T(被試験物)を接続する際は、定格電圧に十分余裕のある機器をご選定ください。
  • 当社電子負荷はレンジ幅が広くなっております。印加電圧、負荷電流に対し電力制限が掛かる場合がございますのでご注意ください。
  • 0V付近からの低電圧領域での負荷動作を御所望の場合は当社ドロッパータイプの最小動作電圧がない電子負荷をご選定ください。

設置について

  • 製品への供給電源はお客様にてご準備ください。
  • D.U.T(被試験物)と製品との距離はノイズや配線抵抗等の影響があるため、できる限り近い距離でご使用ください。
  • 負荷線は、短く、太い電線をご準備ください。
  • 大電流を急速にオフした場合、負荷線のインダクタンス成分により逆起電力が発生して過電圧印加となる可能性がありますのでご配慮ください。
  • 電子負荷へ負荷電圧をブレーカー等のスイッチにより印加する場合、負荷装置はLOADをオフの状態で行ってください。
  • 電子負荷は空冷用ファンを内蔵しています。設置時に空気の吸入口及び排気口をふさがないようご注意ください。
  • 当社製品は産業用の装置として設計・製造されており、ハイセイフティ用途(*)への使用を想定した製品ではございません。予めご了承ください。
    (* ハイセイフティ用途とは、極めて高度な信頼性や安全性が要求され、機器の故障や誤動作により、信頼性や安全性が確保されない場合、生命、身体や財産等に損害を及ぼす恐れがある用途のことを言います)
  • 製品ご利用前には、マニュアル記載の注意事項を必ずご一読ください。

上記を考慮せず製品を選定、ご使用になった場合、装置が停止、あるいは故障する原因となります。ご注意下さい。

搬入について

  • 大型機器の搬入に際しましては、建物入口の高さや設置場所までの搬入経路の確認をお願いいたします。
  • 製品のご納入は、原則として「国内指定場所での車上渡し」とさせていただきます。大型機器などの荷降ろし以降の作業はお客様にて実施をお願いいたします。
  • 時間指定の配送や荷降ろし、現地試運転などの作業は、別途お見積もりのうえ当社にて承ります。ご注文の際にお申し付けください。

保守サービス

修理・校正のご案内

当社では、随時製品の修理および校正のご依頼を承っております。一部の製品を除き、原則定額料金で対応させていただいております。

はやぶさ特急校正サービス

対象製品の校正からご返却までを、お預かり後3営業日以内に実施するサービスです。

つばめ準特急校正サービス

対象製品の修理からご返却までを、お預かり後6営業日以内に実施するサービスです。

ISO/IEC17025校正

ISO/IEC17025校正が必要なお客様に、当社を通して一般財団法人日本品質保証機構による校正を実施させていただくことが可能です。

消耗品交換・メンテナンスの実施について

製品を長く安全にご利用いただくため、当社では年に一度の定期的な点検をお勧めしております。以下に、ご利用年数における交換推奨部品をまとめました。ご参照いただき、メンテナンスをご検討ください。ご不明な点等ございましたら、お買い上げの代理店にお問い合わせいただくか、こちらよりお気軽にお問い合わせください。

交換推奨部品

FAQ

以下をクリックしてご覧ください

Load Stationシリーズ (27)

上記のエラーが出る場合は、以下の手順で登録を行ってください。

  1. 添付CDのDriverフォルダーにあるDPInst.exeをダブルクリックしUSBドライバーをインストールします。
  2. LNシリーズとPCをUSBで接続し、ドライバーのインストールを完了させます。
  3. デバイスマネージャー上にLNシリーズが表示されていることを確認します。
  1. Excelを起動しOCXの登録を行って下さい。

LNシリーズのCRモードにおける設定確度の考え方

電子負荷は、内部の半導体回路を用いて、端子にかかる電圧及び電流から、抵抗値を設定していますので
設定範囲内の動作となります。

設定確度は以下の様な換算となります。

±{ (VIN/設定抵抗値の理想電流)×0.5% + 電流レンジのフルスケールの値×0.2% + VIN/50kΩ }

例えば LN-300A 電流レンジH(60A) VIN:30V I:10A で3Ωを設定する場合 

 (10V/3Ω)×0.5% + 60A×0.2% + 30V/50kΩ = 0.13726A … この値が10Aに±の範囲になる。

10A + 0.13726A = 10.13726A 30Vの電圧時 設定抵抗min 30V/10.13726A = 2.95Ω
10A - 0.13726A = 9.86274A  30Vの電圧時 設定抵抗max 30V/9.86274A = 3.04Ω

設定値 3Ωに対しては、電圧が30Vの場合 2.95Ω~3.04Ωの範囲となります。

CVモードで動作時に、設定電圧にならず「OVER CURRENT」アラームが出る場合は、電流レンジ及びカレントリミット設定を見直してください。

例えば、10V5Aの電源へLN-300C(500V/12A/300W)電子負荷を接続し電子負荷のCV設定を5Vにした場合、
電流レンジが適切に設定されている場合は、設定電圧5Vに制御されるが、電流レンジがL(1.2)となっていると
電圧が設定値まで到達せずアラームで停止します。

CVモードで設定電圧にならない場合の対処法

電流レンジを最適化します。

 CVモードで設定電圧にならない場合の対処法

LNの持っている機能をLN内部のソフトでコントロールすることもよりMPPTに対応します。
そのためハードの変更は無く、MPPTオプションを追加しても電子負荷の基本的な機能は変わりません。

原因① 過電流保護設定のリミットが働いている

過電流保護機能として電流リミットを設定し、その電流に到達した場合は、レンジの状態に関わらず機能します。

対策: 電流リミットの値を見直してください。

原因② 下位レンジのリミットが働いている

電流レンジの切替境界の付近で計測値が留まると、タイミングによっては下方のレンジの最大値検出が働き、上方のレンジに移行せず「OVER CURRENT」として出力がOFFとなる場合があります。

電子負荷は電圧・電流レンジごとにそれぞれCR負荷量の調整値が設けてあります。
同じCR設定値でも、電圧レンジを変えるだけで負荷電流が若干変動しますのでそれに伴い電流リミット動作につながった可能性があります。

LNシリーズの、CRモードに対する電流オートレンジの切替タイミングは以下の通りです。

例)LN-300Aの場合

電圧レンジ(L:20V)に設定すると、電流レンジはMレンジから0.2500Ω以下を検出するとHレンジに自動で切り替わります。
電圧レンジ(H:120V)に設定すると、電流レンジはMレンジから0.7500Ω以下を検出するとHレンジに自動で切り替わります。

例えば、電圧を1Vにしていただき、抵抗値を可変すると、電流レンジが自動で切り替わる様子がご確認いただけます。

CRモードエラー

また、LN-300A電流のレンジのMレンジリミットは以下の通り6Aとなります。

CRモードエラー

CRモードでは、安全設計の為、低電圧時に急激に過大な電流が流れることを防ぐ目的で、レンジのリミットに達した際にアラームが出る仕様となっております。

「OVER CURRENT」アラームが出てしまう場合、電圧Lレンジでの電流オートレンジ切替ポイントとなる0.25Ω到達前にMレンジリミットが働いたものと考えられます。

対策: 電流オートレンジを電流Hレンジに切り替えてご使用ください。

参考)電流オートレンジの場合の電圧/電流設定目安
CRモードエラー

対応しておりません。

USBTMCとは

CPモードは負荷端子に印加された電圧から電力を計算して負荷電流を設定するため、負荷端子に電圧が印加されていないと最大電流を
流そうと設定します。そのためOver Currentアラームが動作します。

Load Stationシリーズ で負荷電圧が実測値より0.5V程度ずれてしまう場合、リア側のパネルにリモートセンシングスイッチがあります。通常はこのスイッチがINT側になっているのですが、EXT側になっている状態で、リモートセンシングを行っていない場合は、実測値より少しずれて測定されてしまいます。リモートセンシングを行わずお使いの場合はリモートセンシングスイッチをINT側にしてお使いください。

リモートセンシングスイッチ

LNにつきましては、お客様の手によるファームウェアバージョンアップは対応しておりません。
また、後継機であるLN-300A-G7、最新機種のLN-300Aとは一部基板が変更されているため、LN-300A-G6とファームウェアが完全互換ではありません。

Office365で使用する場合、32ビット版のExcelを選択して使用してください。
制御ソフトは32bitのOCXを使用しています。

Windows 10 64Bit + Excel365 32Bitの組み合わせについて、手動でActiveXコントロールを登録することでExcel365から使用できます。手動による登録方法を説明します。

コマンドプロンプトを管理者権限で開きます

LNシリーズ
STEP
1

コマンドプロンプトにて以下の様に入力します。

■パス入力についての補足

パスの入力は、途中まで入力した後にTABキーを押すことで補完されます。

↓TABキーを何回か押すと以下のようになります。

末尾のダブルクォーテーションを削除して\TDKを入力したのちにTABキーを押すと次の階層のフォルダーが補完されます。

STEP
2

登録が完了すると以下の様に表示されます。

この手順で登録を行うことでExcelでの登録は不要になります。

STEP
3
E-Load Player

E-Load Playerのバージョンを更新したり、新規でインストールした際に、USBドライバの設定がリセットされてしまう場合があります。
デバイスマネージャーでUSBドライバが正しく認識されているかをご確認ください。

デバイスマネージャー

VISAによるUSBドライバとKGによるUSBドライバが共にインストールされている場合は、HPのサポート情報からソフトウェアのダウンロードより「USBドライバーインストール説明書」の”USBドライバについてKG用とVISA用を切替て使う場合”をご確認いただき切替を行ってください。

E-Load Playerから設定する際に、負荷に応じた適切なレンジの設定を設定してください。
電流値が小さい場合はLOWレンジへの切り替えで、適切なスルーレートが確認いただけます。

LN本体の電流レンジ設定より大きなスロープ設定値を制御ソフトで設定した場合に表示されます。
制御ソフトのスロープ設定値デフォルトは10Aになっていますので、LNの電流レンジを10Aより大きくするか、または制御ソフトのスロープ設定値をLNの電流レンジより小さな値に変更してください。

E-Load Playerから設定する際に、負荷に応じた適切なレンジの設定を設定してください。
電流値が小さい場合はLOWレンジへの切り替えで、適切なスルーレートが確認いただけます。

  1. 光源を人工的に確保するためにフラッシュを用いる場合(負荷モードについて)光源を実動作に近い形で人工的に用意するのは、PVの効率を考えると電力的にかなり大きなものが必要となります。このためフラッシュを使い瞬間的に光量を上げて計測する場合があります。
    フラッシュを使用した場合、PVには数msec~数10msec程度の間だけ光が当たることになり、この間だけPVから出力されることになります。また、数msecで出力電圧が立ち上がることにもなります。
    この時使用する電子負荷の負荷モードは、CCもしくはCVが考えられますが、CVの場合は応答が数10msec以上と遅いために、フラッシュ点灯の間に収束しない場合があります。このため、こういった用途の場合は、CCモードで計測してください。
  2. 光源を人工的に確保するためにフラッシュを用いる場合(電子負荷について)前述したように、フラッシュを使用したPVのI-V特性取得では、電子負荷装置に数msecで立ち上がる電圧が印加されます。弊社LNシリーズでは、このような0Vからの電圧立ち上がりに対しても電流のオーバーシュートが出にくい設計となっております。他社電子負荷装置では問題が発生する場合がありますので注意が必要です。
  3. 開放電圧を測定する場合I-V特性を取得する結線のまま開放電圧を測定すると、電子負荷装置のLoadをOffにしても、数mA程度の電流が流れるために正確に計測できない場合があります。開放電圧測定時には、外部の結線を外して測定してください。
  • オシロスコープ等のGNDがFGに落ちているような機器で観測している場合、3P等で接続していないかを確認します。
  • 供試物の出力にクランプコア等を付けてノイズが小さくなるかを確認します。

上記二点により改善する場合はコモンモードノイズによる影響と推測されます。

a

インターフェース(GP-IB、USB、外部制御電圧)は 出力とアイソレーションされているでしょうか?されている場合は絶縁耐圧をお教え下さい。

  1. GPIB及び、USBは、負荷端子台とはアイソレートされております。
    GPIB及び、USBのグランド側はFGに接続されております。
  2. 負荷端子台はFG(シャーシ)ともアイソレートされています。
    また、負荷端子台のグランド電位は、外部制御電圧端子、電流モニタ端子と同電位となっております。
  3. 絶縁耐圧ですが、各端子間耐圧は以下の通りです。
    負荷端子 – FG間 DC500V
    外部制御電圧端子 – FG間 DC500V
    電流モニタ端子 – FG間 DC500V

-G6と-G7の機種を混在した状態でマスター・スレーブ機能を利用することはできません。

コマンド送信後の待ち時間として設定している200msは、動作保証の上で必要な時間となります。従って、製品の仕様上この時間よりも短縮することはできません。

電子負荷装置の直列接続はできません。

電子負荷装置は通常定電流動作を基本に他のモードを模擬的に作り出しています。
CRやCVモードのように印加される電圧がバランスしそうなモードでも瞬時にバランスすることはなく耐圧オーバーとなる場合があります。

電子負荷装置はMOSFETのような半導体で電力消費するようになっていますので耐圧方向に対しての完全な破壊保護(警告としてのアラームはあります)はありませんのでご注意ください。

マスター機のみにMPPTのライセンスがあれば、マスター/スレーブ構成でMPPT機能を使用することが可能です。

マルチ構成の場合、マスター機のみにMPPTのライセンスがある場合はスレーブ機はMPPTの機能を使用することはできません。

電子負荷のLOADがOFFの状態であれば問題ありません。
電子負荷のLOADがONの状態で印加されると故障する恐れがあります。



また、リレーによる系統の開閉は相手方がフローティングの場合、相手方の帯電により電子負荷が絶縁破壊を起こして故障する恐れがあるため、開閉がある・なしにかかわらず事前の予防対策として、添付のバリスタを電子負荷の負荷端子につけて利用するようにしてください。

可能です。
以下、その手順です。

  1. 電子負荷の電源がOFFになっていることを確認します。
  2. フロントのEnterキーを押しながら電源を投入します。
  3. KGロゴが表示されるまでキーを押し続けます。

※初期化設定は、こちらのマニュアル付録A(P211)にも記載されておりますのでご参照ください。

シャント出力を、帯域2Hz程度のアナログフィルタを通し計測しています。
これを20usec程度の間隔で常時内部で測定しており、
コマンドがきたときの最新の値を返すような形です。

レンジ切り替えありません。シャント相当として、0.5Ωです。

この現象はWindows Vista以降のOSで発生します。
以下の手順でドライバーの更新を行ってください。

  1. デバイスマネージャーを開きます。
  2. LNの電源を投入しPCにUSBで接続します。
  3. 接続後に表示された”不明なデバイス”で右クリックし、削除をクリックします。
  4. デバイスマネージャーのハードウェア変更のスキャンをクリックします。
  5. 変更のスキャン後に”LN-xxxx-Gx”で右クリックして削除をクリックします。
  6. “このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する”にチェックを入れてOKをクリックします。
  7. ドライバーの入っているフォルダーから”LN-XXXX-G6_32bit_64bit.inf”を削除します。
  8. 再度デバイスマネージャーのハードウェア変更のスキャンをクリックします。
  9. “LN-xxxx-Gx”で右クリックしてドライバーソフトウェアの更新をクリックします。
  10. コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索しますをクリックします。
  11. コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択しますをクリックします。
  12. ドライバーが入っているフォルダーを選択して次へをクリックします。
  13. このドライバーソフトウェアをインストールしますをクリックします。
  14. 正常に認識されるとデバイスマネージャーに以下のように表示されます。

LNシリーズでは、他の負荷モード同様ダイナミック負荷も”モード”として独立している為です。

各種ダウンロード

製品マニュアル

ソフトウェア:USBドライバ

※WindowsXP(SP3)(32bit), Windows7, Windows8, Windows10(32/64bit)

ソフトウェア:LabVIEWドライバ

※別途NI社製GP-IBが必要です。

ソフトウェア:無償アプリケーション

MPPTモード、スイープモード自動制御ソフトウェア
シーケンスサンプルソフトウェア
※Windows10(32/64bit)
※I/F:USB
E-Load Player 【GP-IB I/F版】
※WindowsXP(32bit), Windows7, Windows8, Windows10(32/64bit)
※別途NI社製GP-IBが必要です。
E-Load Player 【USB I/F版】
※WindowsXP(32bit), Windows7, Windows8, Windows10(32/64bit)
※Windows用専用ドライバ含む
※標準装備のUSBインターフェースを使用できます。

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