Load Stationシリーズ電子負荷は複数の機種を組み合わせて簡単に容量をアップすることが出来ます。例えば写真のように、LN-300A(300W)× 2台とLN-1000A(1000W)× 3台をコントロールケーブルで接続し、3,600Wの負荷として使うことができます。このとき、任意の1台をマスターに設定し、他をスレーブに設定することでマスターの操作パネルからあたかも1台の電子負荷のように操作することが出来ますのでとても便利です。通常は個々の電子負荷を別々に使用し、電力が足りないときだけマスタースレーブ動作を利用できますので、用途に応じて非常にフレキシブルな活用が可能となりました。

マスタースレーブ接続
ブースター(マスタースレーブ)機能


接続する電子負荷の機種は定格電圧が同じであれば、電流・電力の容量は異なる機種でも良く、写真のように最大5台まで接続可能です。

マルチチャンネル同期運転(高精度負荷設定)

ブースター機能を使ったマスタースレーブ接続ではマスターの電子負荷パネルにより全ての操作が行えるため、あたかも1台の電子負荷のように使えて大変便利ですが、設定精度は1台のときよりも悪くなります。使用条件によって設定精度を落としたくない場合、マスタースレーブ接続と同じ接続でマルチモード同期運転で動作させることにより負荷設定精度を向上することができます。

定電流モード負荷設定精度比較
単体動作(LN-1000A ×1台)±0.2% of setting ± 75mA + Vin / Rin
マスタースレーブ動作(LN-1000A ×5台)±0.2% of setting ± 3% of f.s.  + Vin / Rin
マルチ同期運転(LN-1000C ×5台)±0.2% of setting ± 375mA + Vin / Rin
Vin: 負荷端子電圧 Rin: 負荷入力インピーダンス