【やさしい技術解説】交流インピーダンス測定法に最適な、100KHzを越える周波数応答を持つ電子負荷装置

燃料電池や二次電池などの直流電流源の内部インピーダンスを測定する場合、相手が直流出力を持つ事から単純なLCRメーターでは巧く測定することが出来ません。直流負荷に交流的負荷変動をを重畳した負荷が必要になります。

この様な負荷は直流電子負荷装置に、直流分と交流分を重畳した指令波形を与える事により実現します。この方法ならば負荷に流れる直流分を精度良く制御出来ることから測定系に含まれる負荷インピーダンスも巧く除外して評価出来ます。

測定対象にもよりますが、こうした交流インピーダンス測定法は多くの場合0~100KHzまでの単一周波数で負荷をスイープさせ測定します。測定された結果はいわゆるcole-coleプロット(複素インピーダンス平面へのプロット)などとして現されます。

この様な用途に用いられる電子負荷装置はその周波数特性が問題になります。周波数により負荷状態が変化したのでは精度良い測定は出来なくなります。

多くの汎用電子負荷装置は数KHz~20KHz程度の周波数特性(-3db)しか有りません。この為100KHzと言う周波数を実現するインピーダンス測定を目的として開発された多くの専用装置では電子負荷部も高価な物となっています。

当社の電子負荷装置は、全てのモデルで100KHz以上の周波数特性を実現する事で専用機なみの高性能を汎用機のコストで御提供いたします。

当社電子負荷装置の周波数特性(-3db 保障範囲)
モデル最大定格電圧最大定格電流最大定格電力周波数特性(-3db)
ELL-35530V135A350W0~300KHz
ELL-1005405A1000w
ELA-155120V30A150W0~100KHz
ELA-30560A300W
ELA-1005180A1000W
ELB-155300V15A150W
ELB-30530A300W

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