ディレーティングって、そもそもナニ?
温度ディレーティングについて誰にでもわかりやすく解説
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ディレーティングとは?
例えば、マラソンなどの長距離ランナーは気温が高くなると体力の消耗が増加して普段の記録が出せなくなることは良く知られています。これと同じように様々なデバイスやスイッチング電源なども周囲の温度が高くなると普段の実力(定格)が出せないことがあります。これは、内部のデバイスを高温による損傷等から保護するために設計上設けられたものであり、「温度ディレーティング」と呼ばれます。
ディレーティングカーブ
下図は、あるスイッチング電源のディレーティングカーブです。周囲温度70℃までは負荷率100%(定格)まで流すことができますが、70℃を超えると負荷率が制限されており、80℃を超えると使用できなくなります。これが温度ディレーティングであり、ユーザは設置場所の環境温度に注意する必要があります。
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