Python(パイソン)って、そもそもナニ?
Pythonとは
Pythonは初心者からプロにも使われている超有名で汎用的なプログラミング言語で、YoutubeをはじめとしてInstagramやDropBoxなどもPythonで作られています。Pythonという名前は、イギリスで有名なコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」にちなんでいるようです。
Pythonの特徴
主な特徴 | 備考 | |
1 | インタープリタ | 1行単位で実行することができるため、結果をすぐに確認できます |
2 | シンプルな構文 | 他のプログラミング言語に比べてシンプルで読みやすくなっています |
3 | 様々な用途に適応 | Webアプリケーションをはじめとして、AIやデータ解析、自動化など様々な分野で活用されています。 |
4 | OSに依存しない | Windowsだけでなく、MacやLinuxなど様々なOSで動作します |
5 | 変数の型宣言不要 | 初心者には難解な変数の型宣言が不要です |
6 | 豊富なライブラリ | 膨大なライブラリが用意されており、これらのライブラリを活用すれば自分で作る範囲を最小限に抑えることができます |
実際のプログラム
例として計測器をコントロールするプログラムを作る場合、National Instruments社のライブラリ pyvisa を使用することができます。デジタルマルチメータ(DMM)をコントロールして電圧の測定結果を取得するプログラムは次のような6行のプログラムで実現することができます。
プログラム | 解説 |
import pyvisa | National Instruments社の計測用ライブラリpyvisaの利用を宣言 |
rm = pyvisa.ResourceManager() | pyvisaのリソース管理用変数をrmとして取得 |
visa_list = rm.list_resources() | rmからvisaデバイスのリストをvisa_listに取得 |
usb1 = visa_list[0] | visaリストからUSBの制御用変数を取得 |
dmm = rm.open_resource(usb1) | USBインターフェースをオープンし、変数dmmに格納 |
data = dmm.query(‘MEAS:VOLT?’) | DMMに対して電圧測定コマンド MEAS:VOLT? を発行し、測定結果を変数dataに格納 |
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ご覧のように、変数の宣言や計測器とのやりとりを規定するためのプログラムがありませんので、他のプログラミング言語と比較すると格段に短いプログラムとなっています。
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