直流電源の直列運転って、そもそもナニ?
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直列運転とは
身近なものでは複数の乾電池で動作するラジオなどでは、乾電池を直列に接続して動作しているのが普通です。電圧1.5Vの乾電池を2本直列にした場合、電圧は3Vになり4本の場合は6Vとなります。このように直列接続することによって電圧を上げることができるのです。
直流電源の直列運転
もし、手持ちの直流電源が30V出力のものを2台持っていたとして、60V必要なときに2台の直流電源を直列接続すれば60Vになりそうですが、実際はそう簡単ではありません。複数の直流電源を使って直列運転するためには、以下のような条件をクリアすることが必要です。
・使用する直流電源が「直列運転」に対応していること
・実際に直列接続するときは外部に「保護用ダイオード」が必要になります。
・一般的に直列運転できるのは2台までです。
保護用ダイオードとは
直列運転に対応した直流電源を2台用意して乾電池のように接続すれば問題無いように感じますが、実際はこの接続ではうまく動作しません。
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2台の直流電源を同時に立ち上げる(出力を出す)ことは不可能であり、必ず時間差が生じます。例えば、直流電源1が先に立ち上がった場合、その出力電圧は負荷を通して直流電源2に逆方向の電圧を印加することになります。これにより直流電源2は逆電圧保護回路が差動して通常の使用ができなくなります。これを避けるため、下図のように逆電圧保護用ダイオードを接続するのが普通です。
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