電気って、そもそもナニ?

はじめに

 電気は空気のように目に見えないのでわかりにくいですが、現在では電気の無い生活は考えられませんね。もはや空気と同じように欠かせない存在になっているのではないでしょうか。今回は、このつかみどころのない「電気」がテーマです。

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電気とは

 電気は以下のように「水」に例えるとわかりやすいと言われています。水は高いところから低いところに流れますが、電気も電圧の高いところから低いところに流れますので確かに似ていますね。でも、電気は水と違って目に見えないので、本当に流れているのか疑問を持つ方もいるのではと思います。

水圧水流
電気電圧電流

電気が流れるとは?

 下図のように、モータに乾電池をつなぐと電線を通して電気が流れ、その結果モータが回転するということはご存じの通りです。このとき、電線の中では(当然、目には見えませんが)電子の移動という現象が発生しています。電流はプラスからマイナスに流れるということはご存じと思いますが、電子はその逆でマイナスからプラスに流れています。

 電池を発明したボルタという人が、「電流は電池のプラス極からマイナス極に流れる」と定義したのですが、その後だいぶ経ってから「電子」が発見され、電子はマイナスからプラスに移動していることが判明しました。しかし、すでに電流はプラスからマイナスに流れるという概念が広く普及していたため、そのまま変更されることなく現在に至っているのです。

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