受信感度って、そもそもナニ?

受信感度とは

 受信感度とは、無線機やラジオなどの受信機がどれだけ弱い信号を受け取れるかを示す指標です。具体的には、受信機がノイズに対してどれだけ微弱な信号を明瞭に受信できるかを表します。受信感度が高いほど、遠くからの微弱な信号をキャッチできる能力が高いということになります。

受信感度の測定方法

受信感度は一般的にデシベルミリワット(dBm)やマイクロボルト(µV)で定義されます。例えば、-120 dBmの感度を持つ受信機は、非常に微弱な信号を受信する能力があると言えます。受信感度の測定は、SSG(標準信号発生器)により微弱な信号を受信器のアンテナ端子から入力して行います。

受信感度に影響する要因

・アンテナの品質と設置場所:

良いアンテナや高い位置に設置されたアンテナは、より良い受信感度を提供します。

・受信機の性能:

受信機自体の設計や品質も感度に大きな影響を与えます。

・周囲のノイズ環境:

周囲の電波干渉やノイズが少ない環境では、受信感度が高まります。

受信感度の重要性

受信感度は特にアマチュア無線や遠距離通信において重要です。高い受信感度を持つ機器を使用することで、より遠くの無線局と通信ができるようになりますし、通信の安定性も向上します。

簡単に言うと、受信感度が高いと、遠くからの微弱な信号をより明瞭に受け取ることができるので、遠距離通信や悪条件下での通信において非常に重要な要素です。

関連情報

AM/FMステレオ標準信号発生器