DP-100でできること・できないこと

はじめに

 差動プローブDP-100は、スイッチング電源のリップルノイズ測定をするときのコモンモードノイズを除去するために開発された製品です。今回はこのDP-100について「できること」と「できないこと」を整理してみたいと思います。

できること(例)

直流電圧測定直流電圧(±200V)の測定用プローブとして使用できます。
リップルノイズ測定測定帯域100MHzでリップルノイズの測定用プローブとして使用できます。
差動測定2端子間の電位差を測定することができます。
コモンモードノイズの除去CMRR(同相除去比)40dB@100MHz
電源不要パッシブプローブのため差動アンプのような電源は不要です。

できないこと(例)

交流電圧測定AC200Vp-pまでの入力は可能ですが、本来DC電圧測定用として開発された製品でることからACでの使用は推奨されません。
減衰比の切り替えオシロスコープに添付されているプローブのように減衰比を切り替えることはできません。減衰比は1:1のみです。

関連情報

DP-100製品情報