基礎講座「bitについて」

はじめに

新入社員の皆さん、ようこそ!今回は、コンピュータの世界では基本の基本「bit(ビット)」についてわかりやすくお話しします。一見難しそうに感じるかもしれませんが、基本的な考え方を理解すれば、それほど難しくないんですよ!

1.ビットとは?

ビットとは、情報を表す一番小さな単位のことです。

  • 「bit」は “binary digit”(二進数の数字)を略したもので「ビット」と読みます。
  • 二進数は、数字を「0」と「1」の2つの状態で表します。

2.ビットのイメージ

例えば、電気を例にしてみましょう:

  • スイッチが「オフ (off)」なら「0」
  • スイッチが「オン (on)」なら「1」

これが「ビット」の基本的な考え方です。

つまり、ビットは「0」か「1」のどちらかで情報を表しています。

3.ビットの働き

ビットは単体では小さな情報ですが、たくさんのビットを組み合わせることで、文字や音、画像、動画など、私たちが使うデジタル情報を表現できます。

例えば:

「8ビット(1バイトとも言います)」で考えてみます。

2進数(8ビット)10進数備考
000000000 
000000011 
000000102 
000000113 
:(中略):(中略) 
11111110254 
111111112558ビットでの最大値

このように、8ビットあれば「00000000」から「11111111」まで、256通りの組み合わせが可能です。
これにより、数字や文字などの多くの情報が表現できるようになります。

4.どう使われているのか?

ビットは、コンピュータやスマートフォンの中で日常的に使われています。
コンピュータは「0」と「1」の組み合わせを理解して動いています。

例:

2進数(8ビット)16進数10進数備考
001100013149数字の”1”
001100103250数字の”2”
010000014165アルファベットの”A”
010000104266アルファベットの”B”

※このような文字コードは規格化されており、ASCII(アスキー)コードと呼ばれます。
人間には「1」や「A」という文字で見えますが、コンピュータはこれを「ビットの組み合わせ(2進数)」として認識・処理しています。

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5.まとめ

ビットは情報の最小単位で、「0」または「1」を意味します。
0と1の組み合わせを使って、あらゆるデジタル情報が表現されています。
普段は意識することのない小さな単位ですが、ビットが集まることで私たちの便利なデジタル世界が成り立っています。