燃料電池の試験って、そもそもナニ?
燃料電池スタックだけでなく、近年ではセルも大電流化しており1000A以上を流してIV特性試験を行うこともめずらしくありません。IV特性は電子負荷で自動測定することが可能ですが、燃料電池セルは発電電圧が低く(0.6V~0.8V程度)、電子負荷の最小動作電圧(約0.7V~1.0V)が問題になります。
そこで電子負荷と直列にバイアス電源を接続することにより電子負荷の最小動作電圧やケーブルの電圧降下分をキャンセルすることができますので、燃料電池セルでも問題なく電子負荷を使ってIVデータを測定することができます。