高速電子負荷って、そもそもナニ? 「バイアス電源との併用1」
直流電流の急峻な高速応答(スルーレート:A/μs)のニーズは、DC/DCコンバータ以外に電子部品の評価にも使われており、年々その要求は厳しくなっております。一般的に電子負荷を用いた方法が採用されていますが、負荷の配線や電子負荷内部のインダクタンスの影響で、急峻な電流変化(di/dt)での応答速度が遅くなり、要求される電流応答の波形再現が困難になることがあります。Load Stationシリーズは高速応答に最適な負荷回路を採用し、負荷配線やDUTに含まれるインダクタンスを低減させる治具基板を用いることで要求される電流応答の再現が可能です。今回はLN-300A(20A/μs)を使った応答特性について解説します。