SI単位って、そもそもナニ?

はじめに

世の中には様々な単位がありますね。身近なものでは体重の単位キログラムや身長の単位メートルなどなど。このような単位には世界的な基準である「国際標準」が決められており、それがSI単位と呼ばれます。(SIは、国際単位系を表すフランス語の頭文字をとったもの)

SI基本単位

SI単位では以下のような7種類の基本単位を定めています。

単位備考
長さm(メートル) 
重さkg(キログラム) 
時間s(秒) 
電流A(アンペア) 
熱力学温度K(ケルビン)絶対温度の単位
物質量mol(モル)1molは6.02×1023個の原子
光度cd(カンデラ)1cdはロウソク1本くらいの明るさ

固有の名称を持っている組立単位

組立単位の中には固有の名称を持っているものもあり、どちらかと言うとこちらの方がお馴染みですね。

組立単位固有の名称備考
周波数s-1Hzヘルツ
電力等J/sWワット
電圧等J/CVボルト
電気抵抗V/AΩオーム
コンダクタンスΩ-1Sジーメンス
インダクタンスWb/AHヘンリー
照度lm/m2lxルクス

なお、SI単位では接頭語として主に以下のようなものを定義しています。

接頭語倍数記号接頭語倍数記号
キロ103kミリ10-3m
メガ106Mマイクロ10-6μ
ギガ109Gナノ10-9n
テラ1012Tピコ10-12p
ペタ1015Pフェムト10-15f
エクサ1018Eアト10-18a

※キロを表す記号は小文字のkとなっていますので、例えばキログラムはKgではなくkgと表記します。(大文字のKは熱力学温度ケルビンとして定義されています)

このようにSI単位には日常的に馴染みのある単位からほとんど馴染みの無いものまで、様々な単位が定義されています。もし、海外と仕様などの文書をやりとりすることがありましたらSI単位に統一しておいた方が無難と言えます。

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産総研 計量標準総合センターコンテンツ「国際単位系(SI)の話」