CRモードにおける抵抗の設定確度についてどのように考えるのでしょうか?
LNシリーズのCRモードにおける設定確度の考え方
電子負荷は、内部の半導体回路を用いて、端子にかかる電圧及び電流から、抵抗値を設定していますので
設定範囲内の動作となります。
設定確度は以下の様な換算となります。
±{ (VIN/設定抵抗値の理想電流)×0.5% + 電流レンジのフルスケールの値×0.2% + VIN/50kΩ }
例えば LN-300A 電流レンジH(60A) VIN:30V I:10A で3Ωを設定する場合
(10V/3Ω)×0.5% + 60A×0.2% + 30V/50kΩ = 0.13726A … この値が10Aに±の範囲になる。
10A + 0.13726A = 10.13726A 30Vの電圧時 設定抵抗min 30V/10.13726A = 2.95Ω
10A - 0.13726A = 9.86274A 30Vの電圧時 設定抵抗max 30V/9.86274A = 3.04Ω
設定値 3Ωに対しては、電圧が30Vの場合 2.95Ω~3.04Ωの範囲となります。