MCDとはそもそもどんな装置ですか?

MCDという製品は、”電子負荷と可変電源がそれぞれのチャンネルに入っている装置”です。(単なる電源ではありません。)

MCDという製品の特長的な動作として、

  • 設定したCV値よりも供試体の電圧が高い場合、設定した負荷電流値で電流を引こうとする(シンク動作)
  • 設定したCV値よりも供試体の電圧が低い場合、設定した電源電流値で電流を流そうとする(ソース動作)

が挙げられます。

電源部と負荷部のCV制御は共通の制御部を使用しているため、MCD端子間電圧の状況に応じて電流の出し入れがシームレスに行われるようになっています。
電源部と負荷部を協調動作させることで目的とする電圧になるように制御をかけます。(供試体が容量成分の大きいものである場合は、容量成分が大きいほどそのスピードは当然落ちます)

純抵抗、又はカットオフがあまり低くないローパスの様なものを接続する場合は、電源部と負荷部の電流値を必ず設定して利用してください。(電流値を設定しないと回路が動作しない仕組みになっています)

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