同期波形の立ち上がり・立ち下がりの選択方法は

PWMスイッチ設定メニューのInitial StateでのON/OFFチェックボックスにより1スイッチング周期での立ち上がり・立ち下がりが指定できます。
右図のPWMスイッチ設定メニューではInitial StateがOFFとなっており、Transition(遷移タイミングの記述)は、

0.5
0.75

となっていますので、スイッチング波形は右図のようになります。
PWMスイッチのTransitionにはスイッチの状態変化タイミングを1行毎に記述していきます。なお周波数変調やシミュレーション過程でスイッチング周波数を変更する場合に備えてTransitionのModeはRatio(1周期内での時間比率)を設定しておくほうが解析しやすくなります。

例として、ModeがRatio(時比率)の場合に0.15でON、0.25でOFF、0.5でON、0.75でOFFとなる場合には右図のPWMスイッチ設定メニューではInitial StateがOFFとなっており、Transition(遷移タイミングの記述)は、

Initial State:OFF
Transition
0.15
0.25
0.5
0.75

と設定します。なお、このTransitionの最大設定行数に制限はありませんが、シミュレーション全体での1周期内総合遷移状態は最大1000回です。