効率測定で誤差が大きい場合の対処方法を教えてください。
「INPUT MEASUREMENT」の「Efficiency」で効率を測定した際に誤差が大きくなる要因としましては、 出力側に登録されている電力測定器すべての電力を測定して計算する仕様となっており、この測定誤差に起因している場合があります。
PowerTestSiteではメモリー機能という変数格納機能があり、各種測定の結果をメモリーへ格納することができます。 また、メモリーへ格納した結果はCALCULATIONステップで計算させる際に使用することができます。
これらの機能を使用して計測を行う方法を説明します。
- INPUT MEASUREMENTステップで電力を測定し、メモリーに格納します。
- 出力側の電力測定を行いメモリーに格納します。
- メモリーに格納した結果から計算を行います。
以下の例では、
M11->負荷CH1の電力測定結果
M21->負荷CH2の電力測定結果
M01->入力電力測定結果を想定しており、
1行目->負荷CH1の電力測定結果 + 負荷CH2の電力測定結果をM03へ
2行目->M03(負荷チャンネルの電力総和) / M01(入力電力)をM04へ
3行目->M04 * 100をM05へと行うことでM05へ最終的に効率計算結果が格納されます。