導入事例② テレビドラマ番組制作用4Kレコーダ
AJA Video製KiPro Ultra-12G:TBSアクト様(2023.6.1)
港区赤坂に本社を構える株式会社TBSアクト様は、2021年4月に12社が結集して誕生した、日本最大級の総合プロダクションです。
テレビ技術・テレビ美術・テレビCGの各分野で、TBSテレビ様の番組制作を担われています。
今回、テレビドラマ番組制作用4Kレコーダーとしての、AJA Video製KiPro Ultra-12Gの導入(活用)事例をお聞きしました。
1.KiPro Ultra-12Gのご使用状況をお聞かせください
ドラマ番組制作用の4Kマスター収録機として使用しています。
ただし全ての番組に用いるのではなく、4K収録をリクエストされる監督さんのご要望にお応えするかたちで使用しています。
4K収録後、ポストプロダクションへ収録素材を渡し、最終的にはハイビジョン(地デジ)で放送されます。
KiPro Ultra-12G本体は計6台所有しており、直近ではモンゴルロケに使用しました。
撮影現場では他の機材とともに専用台車(通称パラリン)に乗せて使用します。
2.KiPro Ultra-12Gをご採用頂いた経緯をお聞かせください
テープからのデジタル収録化の際、長年のAJA Video社に対する信頼感が決め手でした。
KiProシリーズは、Mini→Quad→Ultra→Ultra Plus→Ultra12Gと歴代の機種を使用しています。
ビデオコーデックに関しては、ポストプロダクションツールとの親和性によりProResがメインとなっています。
3.KiPro Ultra-12Gの利点をお聞かせください
予め4Kの引き映像で収録しておくことで、ポストプロダクション時の演出上のメリットがあります。
(主に以下3点)
(1)ポストプロダクション時にズーム演出を実現できる
(2)カラーグレーディングやVFX時の自由度が高くなる
また、KiPro自体のコンパクトな形状にもメリットがあります。
収録時、専用台車(通称パラリン)に乗せる際には、ソニーさんのカメラ(F55)の旧CCUの空いたスペースにそのまま収まってくれています。
また、次世代放送を見据えて2K(HD)~4K(UHD)までマルチフォーマットに対応されているのがありがたいです。
以上、ご協力ありがとうございました!
■取材協力
株式会社 TBSアクト
東京都港区赤坂5-2-20赤坂パークビル 9F
プロダクション本部 映像センター 映像技術部 副部長
木部 伸一郎 様
■TBSアクト様WEBサイト
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